特務艦剣埼進水記念

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特務艦の剣埼進水を記念して配置された横須賀局の小型記念スタンプ。
進水が昭和10年6月1日なので初日印ですが、押印されたのは同月3日までのわずか3日間のみ。

剣埼は大鯨の次級となる潜水母艦ですが、もともと空母転用を考えていたため昭和16年12月には祥鳳として再竣工しています。

僚艦の高崎は空母瑞鳳で、剣埼より1年遅い昭和11年6月の進水ですが、空母としての竣工は祥鳳より早い昭和15年12月。

祥鳳が空母として存在したのはわずか半年で、昭和17年の5月に撃沈され、日本空母初の喪失艦となってしまいました。

なお、日本には「祥鳳(しょうほう)」を逆読みしたような「鳳翔(ほうしょう)」が日本初の空母として先に存在していたのと、祥鳳を翔鳳と誤記する事例が多発し、艦宛て郵便物に誤配が頻発したらしいです。

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    OER5200

    2019/10/08

    コメントを失礼します。

    わずか3日とは、大変に貴重なコレクションですね!
    そして、歴史的にも重要な資料だと思います。

    名前の読み方(読む順番)で誤配とは、時代を感じさせる誤りですね。

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      showa_express

      2019/10/09

      記念印は5日から1週間程度は押されることが多いのですが、3日というのは短い部類に入ると思います。
      しかし、わずか1日しか使われなかった記念印もそこそこありまして、剣埼の僚艦である高崎の記念印は、たった1日しか使われませんでした。

      本来、記念になるのは1日だけなのでそれが正解なのかもしれませんが、せっかく用意した印なのにもったいない気がしますね。

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      OER5200

      2019/10/09

      本当にそうですね…
      ただ、後々それが「貴重なスタンプ」として大量に押されたものより脚光を浴びるとしたら、それはそれで良いのかもしれませんね。

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