デラックス・ティー・ルーム

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自由が丘と八重洲にあった喫茶店「桃山」の広告たばこ。
中身はたぶんピース。

飲食店が店名入りのたばこをサービスで配ってた例は結構あったけれども、たいていはバーとかクラブとか寿司屋とか、酒が出てくる店がメーンで、喫茶店はそれらに比べれば若干少ない印象。

今でこそ分煙どころか禁煙を謳ってる喫茶店がやたらめったら増えましたが、街中いたる所で自由にたばこが吸えた当時なら、たばこは優秀な宣伝媒体だったでしょう。

もちろんどのお店も気前よく配ってたわけではなく、こういった専用パッケージで売ってた例もあります。
特に個人経営の場合は出費が馬鹿になりませんし。

しかしこのお店、ただの喫茶店じゃなく、高級でデラックスな純喫茶!
現在、世の中の一部では純喫茶ブームなんですが、このお店も今のマニアが見たら泣いて喜びそうな昭和臭あふれるお店だったのかもしれませんね。

自由が丘のお店は「田園都市線ホームそば」と書いてありますが、これは現在の大井町線で、田園都市線と名乗っていたのは昭和38年から昭和54年まで。
自由が丘の駅も昭和41年1月までは自由「ヶ」丘だったので、この広告たばこは昭和38年から2年程度の間につくられたものと思われます。

#広告たばこ
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#自由が丘
#純喫茶

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