-
デラックス・ティー・ルーム
自由が丘と八重洲にあった喫茶店「桃山」の広告たばこ。 中身はたぶんピース。 飲食店が店名入りのたばこをサービスで配ってた例は結構あったけれども、たいていはバーとかクラブとか寿司屋とか、酒が出てくる店がメーンで、喫茶店はそれらに比べれば若干少ない印象。 今でこそ分煙どころか禁煙を謳ってる喫茶店がやたらめったら増えましたが、街中いたる所で自由にたばこが吸えた当時なら、たばこは優秀な宣伝媒体だったでしょう。 もちろんどのお店も気前よく配ってたわけではなく、こういった専用パッケージで売ってた例もあります。 特に個人経営の場合は出費が馬鹿になりませんし。 しかしこのお店、ただの喫茶店じゃなく、高級でデラックスな純喫茶! 現在、世の中の一部では純喫茶ブームなんですが、このお店も今のマニアが見たら泣いて喜びそうな昭和臭あふれるお店だったのかもしれませんね。 自由が丘のお店は「田園都市線ホームそば」と書いてありますが、これは現在の大井町線で、田園都市線と名乗っていたのは昭和38年から昭和54年まで。 自由が丘の駅も昭和41年1月までは自由「ヶ」丘だったので、この広告たばこは昭和38年から2年程度の間につくられたものと思われます。 #広告たばこ #ピース #自由が丘 #純喫茶
タバコパッケージ 東京/自由が丘 戦後showa_express
-
亜欧連絡飛行の神風号
TEA ROOM KAMIKAZEのマッチラベル。 カミカゼと言っても戦前のものなので、特攻ではなく日本-ロンドンを飛行した朝日新聞の神風号のことでしょう。 陸軍から97式司偵の払い下げを受け、昭和12年4月6日に立川を離陸し10カ所を経由して94時間17分ちょっとでロンドンに到達したそうです。 #マッチラベル #戦前 #喫茶店 #飛行機
マッチラベル 不明 戦前showa_express
-
血豆喫茶店?
店名が「チマメ」の喫茶店。なぜなのか。 そんな店名なのでマッチラベルの絵も足に痛みが走っているように見えるし、不思議な店名です。 場所も美髪女学校前だし。 この美髪女学校は所在地が東雲とあるので調べたら、大阪美髪女学校のことでした。 今も大阪美容専門学校として存続しています。
マッチラベル 大阪/玉造 戦前showa_express
-
三段空母時代の加賀
阪神天六駅前にあったワインと喫茶のお店「加賀」のマッチラベル。 加賀ということで空母加賀が描かれています。 この艦の竣工は昭和3年の3月31日。三段空母時代の加賀が描かれていますが、特徴を上手に捉えた絵ですね。 加賀はこの図柄とほぼ同じ角度から撮影された写真が残っているので、それを参考にしたのかな。 阪神の天六は北大阪線の終点で、野田から中津を経由して同地までを結んでいた路面電車でしたが、昭和50年に廃止されました。 ※故ポール・アレン氏のチームによって加賀が発見されたとのニュースが、令和元年10月18日にありました(平成11年に他のチームによって発見済みとの説もある)。 #マッチラベル #戦前 #喫茶店 #大阪 #加賀 #空母 #帝国海軍
マッチラベル 大阪/天六 戦前showa_express
-
茶房中京のマッチラベル
裏表と背の部分がきれいに残された「茶房 中京」のマッチラベル。 趣味の写真とかNPC常設とあるので、店内で写真展を開いたり音楽を流したりしていた、なかなかに居心地の良さそうな喫茶店。 chugekimaeとあるのは名古屋の中京劇場と思われます。劇場の場所は現在の「りそな銀行名古屋支店」(錦2丁目、伏見駅エリア)だったそうです。 NPCは日本ポリドール蓄音機。 #マッチラベル #戦前 #喫茶店 #名古屋
マッチラベル 名古屋/伏見 戦前showa_express
-
ティーハウス「メルヒェン」のマッチラベル
レコード・ティーハウスと謳っているので、音楽を聞かせてくれる喫茶店なのでしょう。 当時の音楽喫茶はいかに最新式で高級な蓄音機を置いているかが重要なポイントだったようで、蓄音機メーカー名や型番をマッチラベルにも印刷してアピールしているお店が多いです。 しかしこの「メルヒェン」にはそういった記載はないため不明。 その代り書いてあるのは、オバサン喫茶部! つまり、オバサングループかなんか分からないけれど、オバサン系列の別の店があったってことなのか? いったい何の店だったのか。
マッチラベル 不明 戦前showa_express