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- 2F 戦前の広告マッチ 第2展示室
- 十一って何やねん。十三ちゃうんかい
十一って何やねん。十三ちゃうんかい
最初このラベル見たときは漢数字で十一(じゅういち)って書いてあるのかと思いましたよ。
阪急のマークが付いてるから十三だろとマジで考えたのですが、電灯とか電力って書いてあるから、ああこれはプラスとマイナスなんですね。
ラベルの下に描かれているのは阪急の昔のマーク。
阪神急行時代と京阪神急行時代では微妙にデザインが異なるんですが、これはどっちかなあ?
両者の特徴が変に混ざってるので判別が難しいです。
それはさておき、当時の電鉄会社は自社で発電した電気を沿線にも供給しており、そのためにこういった宣伝をしたのでしょう。
当時の鉄道会社にとって売電での儲けは運賃収入と並び大きな収入源となっており、中には電力会社がついでに電気鉄道をやっていた例まであるほど。
なまじ配電を握っていたため、当時大阪-神戸間で熾烈な乗客争奪戦を展開していた阪神による阪急臨時駅前の街路灯消灯事件といった嫌がらせまで起きています。
非常に儲かる事業ではあったものの、戦時中の国家総動員法などにより、電力事業は大手の電力会社(阪急の場合は現在の関電)に統合され、電鉄系の配電事業は消滅しました。
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