東武6000系電車

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日光・鬼怒川方面への観光客輸送において、急行・快速列車に使用する車両のレベルアップを図るべく1964(昭和39)年に登場した。

設計にあたっては前年に登場した通勤形車両の8000系電車を基本としつつ、長距離輸送に向くよう車体は片側2扉、扉間にはクロスシートを配置してトイレも設けられた。また、分割・併合を行う列車への起用が多いことから、乗務員室からの指令で作動する行先表示装置が前面と共に側面にも設置されている。

走行性能面では保守合理化の観点から8000系の装備品類を基本としながらも、日光線の連続勾配(25‰)への対応として制動装置には発電並びに抑速制動が付加されたほか、起動時の空転対策としてスイッチ操作にて加速度を低下させる機構も設けられている。

当初の目的通り日光線の快速列車を中心に活躍してきたが、経年による改修工事が検討されるようになると非冷房であることも大きな課題となってきた。折しも新規開業する野岩鉄道との間で相互直通運転を実施することが具体化し、それを機に本形式は全車両への大幅な車体更新を行って6050系電車に生まれ変わることとなって発展的解消を遂げた。

#東武鉄道
#東武6000系

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    db108

    2020/02/03

    この電車、実際に乗りました。冷房が無かったのがネックでした。

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      Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)

      2020/02/03 - 編集済み

      コメントありがとうございます。
      夏場の乗車は大変だったようですね。更新前の時期には、この6000系に窓を開け放し汗を拭き拭き乗車しながら、8000系や10000系等の冷房車が待避しているのを車窓から眺めるなどという“逆転現象”もあったそうで・・・。
      かつては毎年夏前になると、趣味誌のみならず新聞の社会面やテレビのニュースでも報じられていた「冷房化率」という言葉も、今やすっかり聞かれなくなりましたね。

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    tomica-loco

    2020/02/03 - 編集済み

    栃木県在住なので何度か乗ったことがありますよ。東武特急の「きぬ」、「けごん」も同じ色でしたね。
    画像は野岩鉄道会津鬼怒川線の湯西川温泉駅

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    • コメントとお写真の投稿ありがとうございます。
      野岩鉄道会津鬼怒川線は、国鉄の路線としての開業が頓挫しながらも、第三セクター企業での路線として開業に漕ぎ着けた数少ない存在の一つですね。
      東武の優等列車用車両は、重厚感に溢れたツートンカラーから、明るさを前面に出したカラーへと変わっていきますが、その先駆けとなったのが本形式を更新した6050系電車。その6050系につきましても、いずれ当館にて展示したいと考えておりますので、今しばらくお待ち下さいませ。

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