近鉄21000系電車“アーバンライナー”

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1988(昭和63)年に名阪甲特急(近鉄名古屋・鶴橋間ノンストップ特急)用に登場した特急車両。「エクシードS-7」と名付けられた技術開発目標の下、まずノンストップ運転を行う鶴橋・近鉄名古屋間を2時間以内で走行出来る性能が与えられた。これに合わせ、車体外観は43゚の斜度を持つ前頭部や外付けガラスを用いて連続窓に仕上げた側窓と、白をベースとしてオレンジの帯を配した塗装により、スピード感が強調されている。

また、内装ではシートの形状や表布を中心として、照明の方式や室内妻面の仕上げ方にも大きく手が加えられ、近鉄名古屋寄りの2両はいわゆる2+1シートのデラックスシート車とするなど、くつろげる車内環境作りが追求されたものとなった。

この改良増備型である21020系電車“アーバンライナーnext”が登場した後の2003(平成15)年からは、接客設備や内装の水準を近付けるべくリニューアル工事を実施し、車体外部の塗装も“next”と同様のものへと変更。愛称も“アーバンライナーplus”に改めた上、「名阪特急の顔」として活躍を続けている。

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#アーバンライナー
#アーバンライナーplus
#近鉄21000系

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    Chikatetu-Kanji

    2018/07/13

    前パンカッコいいです😆👍

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    • 特急電車のパンタグラフは無粋に見られがちですが、近鉄特急だけは別格ですね✨

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    db108

    2020/09/12

    自分も関水の製品を所有しています。
    室内灯が標準装備でお得でした。
    関水のHOも欲しかったですが、高くて買えませんでした。
    実車も一度だけ名古屋から鶴橋まで乗りました。

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      Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)

      2020/09/12 - 編集済み

      コメントありがとうございます。
      現在でも十分珍しいですが、当時の模型界で室内灯まで装備済みで製品化されるというのはほぼあり得ない事でしたね。加えて、私鉄の車両のラインナップ自体がまだまだ少ない時代にTOMIXとの競作に至ったわけですから、このアーバンライナーに対するKATOの意気込みが伝わってくるようでした。

      実車の世界では今春、“アーバンライナー”から“ひのとり”へと名阪特急の主役交代が行われて一つの区切りを迎えたわけですが、今なお洗練さを失わないアーバンライナーにはこの先少しでも長く活躍を続けてもらいたいものですね。

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