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『イスパニアと日本の対話』
録音:2006年~2007年
演奏:ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ、
指揮:ジョルディ・サヴァール
2007年にALIA VOXから発売されたアルバム『東方への道/フランシスコ・ザビエル』から日本の関連楽曲を抜き出したもの。
2011年震災に見舞われた日本を支援する目的で、本演奏の指揮者であり親日家でもあるジョルディ・サヴァールによって企画された。
(売り上げはすべて日本赤十字に寄付)
日本の演奏家として平野雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鯉沼廣行(篠笛)、関一郎(尺八)、田中之雄(琵琶)が参加している。
全19曲収録。
和楽器を使ったグレゴリア聖歌の演奏なんて、他所では絶対に聞けないでしょう。
あまり和楽器をしっかりと聞いたことがなかったのですが、このアルバムを聞いて強く感じたことがあります。
それは和楽器というのは調和ではなく、緊張と対立によって構成されているということ。
西欧の楽器はハーモニー、楽器と楽器の調和でもって一つの音楽を作り出してく要素が強いのですが、和楽器はお互いがまるで真剣で切り結んでいるが如く…。
聴いているこちらもグッと身構えてしまうような張り詰めた空気を感じます。
先日、大ベテランのオーディオマニア宅で爆音の和太鼓(JBLの38cmフルレンジバックロードホーン!)を聞かせてもらったこともあり、和楽器にも興味が湧いているのですが、果たしてオーディオ的に優秀なものがどれだけあるのやら…。
SACD盤ですが、ハイブリッドなので通常のCDプレイヤーでも再生可能です。
woodstein
2019/03/18クラシック音楽ファンではあっても、古楽はそれほど好きではないので、ジョルディ・サヴァールはヴィオラ・ダ・ガンバの奏者というよりも、映画音楽ファンとしてみて、「めぐり逢う朝」「女優マルキーズ」のサウンドトラックの音楽を担当した人、という印象の方が強いですね。
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qqtys
2019/03/19映画音楽を担当していたというのは恥ずかしながら知りませんでした。両作ともまた機会があったら鑑賞したいですね。
クラシック音楽、と一言でいってもあまりに遠大広範囲で、他人に説明する際にも困りますよね(汗)
時代区分あり、地域あり、なにより作曲家あり…。古楽は中でもマイナーだと思うのですが、ディスクはかなりの数が発売されているので、買う時には相当に迷います。
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