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『スクリーン』1974年5月号
映画雑誌『スクリーン』の1974年5月号。 連載企画である『人気声優インタビュー』で大塚周夫さんが紹介されています。 1974年というと、『続・夕陽のガンマン』の翌年くらいなので、まさに脂が乗りきっている時期でしょう。 インタビューを読むと、この頃からリアリズムを追究する一貫した考えを持っていたことがわかります。 ローレンス・オリヴィエとオーソン・ウェルズの吹替えはあちらの芝居についていけなかった、とインタビューで答えているのですが、いったいどの作品だったのか気になります。
映画雑誌 近代映画社 1000円ほどqqtys
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『イスパニアと日本の対話』
録音:2006年~2007年 演奏:ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ、 指揮:ジョルディ・サヴァール 2007年にALIA VOXから発売されたアルバム『東方への道/フランシスコ・ザビエル』から日本の関連楽曲を抜き出したもの。 2011年震災に見舞われた日本を支援する目的で、本演奏の指揮者であり親日家でもあるジョルディ・サヴァールによって企画された。 (売り上げはすべて日本赤十字に寄付) 日本の演奏家として平野雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鯉沼廣行(篠笛)、関一郎(尺八)、田中之雄(琵琶)が参加している。 全19曲収録。 和楽器を使ったグレゴリア聖歌の演奏なんて、他所では絶対に聞けないでしょう。 あまり和楽器をしっかりと聞いたことがなかったのですが、このアルバムを聞いて強く感じたことがあります。 それは和楽器というのは調和ではなく、緊張と対立によって構成されているということ。 西欧の楽器はハーモニー、楽器と楽器の調和でもって一つの音楽を作り出してく要素が強いのですが、和楽器はお互いがまるで真剣で切り結んでいるが如く…。 聴いているこちらもグッと身構えてしまうような張り詰めた空気を感じます。 先日、大ベテランのオーディオマニア宅で爆音の和太鼓(JBLの38cmフルレンジバックロードホーン!)を聞かせてもらったこともあり、和楽器にも興味が湧いているのですが、果たしてオーディオ的に優秀なものがどれだけあるのやら…。 SACD盤ですが、ハイブリッドなので通常のCDプレイヤーでも再生可能です。
クラシック音楽 ALIA VOX 2000円程度qqtys
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『特攻サンダーボルト作戦』DVD
1977年アメリカ作品。 アーヴィン・カーシュナー監督。 1976年に起こったエール・フランス機のハイジャック事件~エンテベ空港人質救出作戦までの一連の流れをテレビ映画化した作品。 尺が長いので吹き替えされている部分が少ないのが残念だが、とても見応えがある。 ・・・個人的なことですが、かつて知り合いにイスラエル人がいました。 ただの普通の男だった彼が言っていた、「パレスチナの連中は悪魔だ!」という言葉が忘れられない。 人間ではないのだから、いくら殺そうが死のうが構わないと。 だからこそ、どんな手段をもってしてもパレスチナに世界の目を向けさせようとする、解放人民戦線の人物にも一種の憐れみを覚えてしまうのです。 恐らく、どちらかが完全に滅びるまで、イスラエルとパレスチナの対立は終わらないでしょう。
映画ソフト キングレコード 2000円ほどqqtys
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コーラル音響 H-104
スピーカーユニットの名門コーラル音響の大型ホーンツィーター。 より上位にプロフェッショナルシリーズのH-100があります。 それでもフォステクスの現行製品T900Aよりもでかくて重い。 手に持った感じはまさに砲弾。 当時26,000円らしいのですが・・・大赤字だったのではないでしょうか。 ヤマハのJA-0506IIがほぼ同価格なのですが、なんと重量が2倍以上違います。 (JA-0506が1.3kgに対して、H-104は3.5kg!) コーラルは他製品も激安でしたが、なんか潰れてしまった原因が見えてくるような…。 所有しているツィーターの中では最も巨大ですが、逆にホーン口径はもっとも小さいです。 他の手持ちツィーターと比べると、細かい音もなんなく描き出すような圧倒的描写力を持ちます。 反面、あまりに正直でありすぎるのか、JA-0506と比べると表現力に個性を感じません。 もちろん個性が無いことも個性、癖が無いということは使いやすいということでもありますが。 曲によってJA-0506と入れ替えながら使っていきたいのですが、その重量故に乗せ換え作業はさながら揚弾・装填作業を行っている気分です・・・。
オーディオ機器 コーラル音響 48000円qqtys
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『ファイナル・オプション』DVD/BD
1982年イギリスとスイスの合作映画。 イギリス特殊部隊SASにスポットを当てた作品で、終盤の突入シーンの盛り上がりは中々のもの。 スティングレイらしく、DVD発売の際になんと新録の吹替制作を敢行。 リチャード・ウィドマークはアメリカ国務長官役で出演。 このDVD版が大塚周夫の吹き替えた最後のウィドマークとなりました。 DVDは現在廃盤となりましたが、DVD版に加えてテレビ放映版の吹き替えも収録したBDが発売されているのでそちらがお得。 吹き替えマニアの方に聞いたところ、『ファイナル・オプション』のテレビ吹替はマニア界隈において"レア"なものではなかったということなので、DVD発売の際にわざわざ新録したのは、ルイス・コリンズ=若本規夫のバージョンが欲しかったからでしょう。
映画ソフト スティングレイ それぞれ5000円ほどqqtys
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PIONEER XLC-1850 + DENON DA-309
#オーディオ #レコードプレイヤー ダストカバーを支えている養生テープはご愛敬。 パイオニアのダイレクトドライブターンテーブルに、デンオン(デノン)のトーンアームをつけたアナログプレイヤー。 自分で購入したものではなく、父親の友人から不要になったものを譲っていただいた。 カートリッジは大ベストセラー、ロングセラーモデルのDL-103。 ヘッドシェルはオーディオテクニカのMG-9。 こちらも元々は親父の愛用品だった。 上を見ればきりがないアナログの世界、今のところ自分はこれで十分。 本当にアナログを楽しむためには、まず床から始めなければならないらしいので・・・。
オーディオ機器 2010年頃 レコードプレイヤーqqtys
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装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版 コレクターズ・エディション
OVA『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』を再編集して一本にまとめた劇場版ブルーレイ。コレクターズ・エディションにはOSTと劇場プログラムの小冊子が付属している。 大塚周夫ファン的に見どころは…やはりペールゼンの拷問シーンだろうなぁ。 インタビューでも触れられており、テイク8でOKをもらったとか。 比較的最近の作品と思っていたが、それでも2007年制作なので、もう10年以上経つ。 キャストを見ると、大塚周夫、石塚運昇、渡部猛、塚田正昭、そして後藤哲夫…。 10年という歳月が奪ったものは、あまりにも大きい。
アニメ映画 バンダイビジュアル 10000円前後qqtys
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吹替の力『戦略大作戦』
#DVD #映画 傑作『戦略大作戦』に、テレビ放映時の吹き替えを収録した初回限定生産品。 あちらのキャストもクリント・イーストウッド、テリー・サバラス、それにドナルド・サザーランドと濃いが、日本語吹き替えも山田康雄、大平透、宍戸錠と濃い。加えて永井一郎、村越伊知郎、大塚周夫、納谷六朗、富田耕生、若本規夫・・・と脇に至るまでとにかく濃厚。 大塚周夫さんは「だから言ったろ!」と悪態を吐くのが仕事のリトルジョーをあてている。 リトルジョー役のスチュアート・マーゴリン、「俺の顔なら大塚周夫の声がぴったしだろ?」と言わんばかりの濃ゆい顔(周夫さん本人にもよく似ている気がする)をしているのだが、大塚さんが当てたのは『戦略大作戦』と『メタルブルー』の2本だけ、すごく勿体ないと思うのは僕だけだろうか? (ちなみにスチュアート・マーゴリンはブロンソン主演の『狼よさらば』で建設パートナー会社の担当者役で出演していたりします。吹き替えは家弓家正さん) 午後のロードショーで録画して見まくった身としては、出来ればテレビ放映尺での再生モードをつけてほしかった・・・。 2019/2/20追記:どうやら2019年5月にポストカード等をオミットして再販されるようです。
映画ソフト ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント スチュワート・マーゴリンqqtys
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SANSUI AU-607
#オーディオ 山水電気の歴史の中で、もっとも多くのモデルチェンジを繰り返しながら、終焉まで飾った607シリーズ。その記念すべき第一号であるAU-607。艶消しブラックでシンプルな外見、当時69,800円ながら中身は堅牢でしっかりした作り。 当時の売れっ子評論家、瀬川冬樹氏いわく「プリメインアンプとしては、せめてこのあたりを最低線と考えたい」という本格的プリメインアンプ。 当時の評論を見てもしっとり柔らかい音色、という評価であるが、今聞いても印象は変わらない。 (末代AU-α607MOS LIMITEDとはまるで音が違うんだなぁ) かといってBA-2000ほど洗練された感じではなく、ポップスなんかを気持ちよく鳴らす活きの良さもある当時のベストセラー機。 特性がよく綺麗で味付けのないデジタル音に慣れていると、ハイ落ち気味ながら聴きづかれしないこのアンプがとても魅力的に思えてくる。 なんといっても音楽を楽しく聴かせてくれる、という点で素晴らしい名機。
オーディオ機器 山水電気 2018年qqtys
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バッハ:無伴奏チェロ組曲~アンドレ・ナヴァラ
#CD #クラシック音楽 諏訪根自子さんのCD紹介で『エヴァンゲリオン・クラシック4』についてチラッと書きましたが、あのCDだけ本編とは異なる音源を収録していて、バッハの無伴奏チェロはこのアンドレ・ナヴァラ氏のものが収められています。 ケースに堂々とDDDと書いてありますが嘘ですからねぇ。オーディオ評論家、長岡鉄男氏の『外盤A級セレクション』でアナログ盤が紹介されています。(なぜかCDにはちゃんとADDと書いてある) レーベルはCALIOPE。
クラシック音楽 CALIOPE 3000円はしなかったような・・・qqtys
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SONY CDP-553ESD+DAS-703ES
#オーディオ #CDプレイヤー 1985年にソニーが発売したセパレートCDプレイヤー。 CDP-553ESDは502、552と続いた薄型CDプレイヤーの末弟(その後555、557と大型化)で、単品でもプレイヤーとして使える。写真は2代目。音そのものよりも爆速の読み込み・再生、デザイン、使い勝手の良さで大変気に入っている。 初代から数えて、20年くらいの付き合いになる。 しばらく単体で使っていたのだが、どうしてもペアで発売されたDAコンバーターDAS-703ESが欲しくなり、10年近く経ってから553とのセットをヤフーオークションで入手した。 ガッシリした硬い音で、華やかさや煌びやかな印象とは無縁。無骨な昔のソニーらしい一品。だいたい外見も真っ黒で、中身もゴツイし重いし厳つい。なので柔らかい音質の08T-EQとつなぐとちょうどよい。 古いCDプレイヤーは管球プリとつなぐのもいい手かもしれない。
オーディオ機器 SONY ペアで40000円前後qqtys