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『イスパニアと日本の対話』
録音:2006年~2007年 演奏:ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ、 指揮:ジョルディ・サヴァール 2007年にALIA VOXから発売されたアルバム『東方への道/フランシスコ・ザビエル』から日本の関連楽曲を抜き出したもの。 2011年震災に見舞われた日本を支援する目的で、本演奏の指揮者であり親日家でもあるジョルディ・サヴァールによって企画された。 (売り上げはすべて日本赤十字に寄付) 日本の演奏家として平野雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鯉沼廣行(篠笛)、関一郎(尺八)、田中之雄(琵琶)が参加している。 全19曲収録。 和楽器を使ったグレゴリア聖歌の演奏なんて、他所では絶対に聞けないでしょう。 あまり和楽器をしっかりと聞いたことがなかったのですが、このアルバムを聞いて強く感じたことがあります。 それは和楽器というのは調和ではなく、緊張と対立によって構成されているということ。 西欧の楽器はハーモニー、楽器と楽器の調和でもって一つの音楽を作り出してく要素が強いのですが、和楽器はお互いがまるで真剣で切り結んでいるが如く…。 聴いているこちらもグッと身構えてしまうような張り詰めた空気を感じます。 先日、大ベテランのオーディオマニア宅で爆音の和太鼓(JBLの38cmフルレンジバックロードホーン!)を聞かせてもらったこともあり、和楽器にも興味が湧いているのですが、果たしてオーディオ的に優秀なものがどれだけあるのやら…。 SACD盤ですが、ハイブリッドなので通常のCDプレイヤーでも再生可能です。
クラシック音楽 ALIA VOX 2000円程度qqtys
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カタルーニャ 一千年の歌~嘆きと伝説
録音:1990年? 演奏:ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ 指揮:ジョルディ・サヴァール フランスのレーベルASTREEの音源ですが、このCDはnaiveの販売。 現在は古楽の大手レーベルALIA VOXからSACDハイブリッド版が発売されています。 パブロ・カザルスの演奏で有名なカタルーニャ民謡『鳥の歌』を含む全9曲を収録。 指揮者のサヴァール自身カタルーニャ地方の出身で、上記のALIA VOXの設立にも深く関わっているようです。 これには大変驚きました。 ライナーノートに録音年月日の記述が無いのですが、恐らく1990年~91年ごろの録音。 曲目は大きく ・Laments(哀悼の歌) ・Legends(伝説・言い伝え) ・Lyrics(叙情詩) に分かれていますが、どれもカタルーニャ地方の有名な歌らしい。 カザルスが平和を祈って『鳥の歌』を弾いたように、どの曲も心安まり穏やかで、かつどこか悲しげに聞こえます。 録音は素晴らしく、ボーカルの女性が質量をもって目の前に現れるがごとく、です。
クラシック音楽 ASTREE 2000円程度qqtys
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『炎と氷 ~16世紀ヴェネチアからのラブソング』
指揮:Philip Thorby 演奏:Musica Antiqua of London 録音:2001年11月 National Centre for Early Music 指揮者のフィリップ・ソービーはイギリスにおけるルネサンス・バロック音楽の分野では有名な方らしく、演奏のMusica Antiqua of Londonも彼が創設したアンサンブルグループ。 ジャケットとタイトルのカッコよさに惹かれて購入。 何やら熱心な人たちのイラストが描かれていますが、これは16世紀イタリアで描かれた絵画『歌う人びと』。 まさに、収録曲が歌われていた時代の絵なんですね。 ラブソングと聞くと何やら大層ですが、日本でも歌謡曲で愛だ恋だがあるように、実際のところは恋愛を歌った世俗曲集といったところです。 イタリア語ではこれら16世紀に歌われたものを“マドリガーレ”と呼ぶようです。 全27曲で、短いものは30秒程度、長いものでも6分弱。 ボーカルはメゾ・ソプラノが一人。 楽器はリコーダー、ヴィオール、ルネッサンス・ギター、リュート等々と古楽器を揃えていますが、制作年代はすべて1970年代以降のものです。 当時のイタリア人の陽気さと恋愛に対する情熱を感じる楽しい曲が多くて、そしてなにより録音が抜群に良い。 こんなマイナーなものが、アマゾンではオンライン配信されているんだから、アマゾン恐るべしです。
クラシック音楽 Signum Records LTD, 2000円くらい?qqtys
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ギドン・クレーメル:バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(2001)
2001~2002年録音。 手持ちの無伴奏ヴァイオリンの中ではもっともお気に入りです。 演奏についてあれこれ述べるだけの知識は無いのですが、なんというか、とてもしなやか。 まるでよどみなく水が流れていくように、とでも表現すればよいのか・・・。
クラシック音楽 ECMレコード タワーレコードqqtys
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ギドン・クレーメル:バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲(1980)
1980年録音。
クラシック音楽 フィリップス 2004年ごろqqtys
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レイチェル・ポッジャー:バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
1997~99年録音。 バロック・ヴァイオリン奏者として非常に有名なポッジャーです。 信者までいかないですが長岡鉄男ファンなので、氏の絶賛評を読んで購入しました。
クラシック音楽 チャンネル・クラシック 2000円程度qqtys
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アルテュール・グリュミオー:バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
1961年録音。 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3,4番も収録(1963年録音)。
クラシック音楽 フィリップス タワーレコードqqtys
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ヘンリク・シェリング:バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
1967年録音。 名盤中の名盤。 なのでいろんなところからリリースされていますが、手元にあるのはドイツ製の輸入廉価版。 といってもいくらで買ったか記憶が無く、国内版でも2000円ちょっとで買えるので、そちらを買った方が無難。 CDでも国内版と輸入盤で音の違いがあるのは、オーディオマニアの常識。 常識ですが、そこまで深く考えてCDを買うことはありません・・・。
クラシック音楽 ドイツ・グラモフォン タワーレコードqqtys
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ヨーヨー・マ バッハ 無伴奏チェロ組曲1,3,5番
1982年録音。 チェロ奏者としてあまりにも著名なヨーヨー・マですが、個人的には好きになれず・・・。
クラシック音楽 ソニー・ミュージックエンタテイメント 量販店qqtys
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ヤーノシュ・シュタルケル:バッハ 無伴奏チェロ組曲 全曲
1963~1965年録音。 名録音の評判高いマーキュリー・リヴィング・プレゼンスの内の一枚で、もちろんこれも素晴らしいです。
クラシック音楽 マーキュリー ネット通販qqtys
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ヘンデル:メサイア ~トーマス・ビーチャム指揮ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
トーマス・ビーチャム指揮、ロイヤルフィルハーモニーオーケストラによる演奏。 1959年録音。 自分が聞いた中ではもっとも豪華絢爛、下品な言い方をするとド派手な演奏と録音のメサイア。 ジャズもクラシックも1950年代後半~1960年代前半は名録音ぞろい。 これも迫力のあるいい録音だけど、ヒステリックで割れ気味のところもあるのが惜しい。 むしろ、よく録ったと思う。 有名なハレルヤコーラスは圧巻で、ボリュームを上げると思わずのけぞってしまうくらいの迫力。 重厚で上品控えめな演奏よりも、これぐらいパワフルな方が正しい姿なのかも? 今回展示のために久しぶりにパッケージを開けたら、なんとDISK2が割れていた! CDは本来かなり割りにくいものなので、いったいなぜ・・・。 しかもDISK3は外周部が腐食していた。 おそらく廉価の海外輸入盤であったためだと思うが、買い直す羽目になってしまった。
クラシック音楽 RCA Victor 3000円程度?qqtys
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歌と古楽器で奏でる中世フランスのクリスマス
演奏しているアンサンブル・エクレジア"http://www.dowland.jp/ecclesia/ecclesia.html"は日本の古楽演奏グループ。 リュートをはじめ、フィドルやヴィオラ・ダ・ガンバといった古楽器を用いているのが特徴。 どこで買ったのか記憶がないが、おそらくタワレコ渋谷店の古楽コーナーだと思う。 パッケージに書いてあるノエルとはフランス語でクリスマスの歌のこと。 12~18世紀にわたる期間で歌われたノエルを、音楽家のものから民間伝承の舞曲まで全20曲を収録している。 この時代はイギリスもイタリアも、どことなく似た雰囲気を持つ曲が多いけれど、どこかフランスらしい気品を感じるのが面白い。 古楽らしいシンプルながら味わいのある楽曲の魅力はもちろん、なによりこのCD、録音が抜群に良い。 アンサンブル・エクレジアのCDは女子パウロ会"https://shop-pauline.jp/"のオンラインショップで購入ができる。
クラシック音楽 女子パウロ会 3000円程度qqtys
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バッハ:『マタイ受難曲』~カール・リヒター指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団
あまりにも有名なリヒターのマタイ58年録音盤。 「今日こそは通して最後まで聞いてやるぞ」と意気込んでも、睡魔に勝てたことが今まで一度もない。 左が通常CDで、右が後年高音質化されて発売されたSHM-CD。 アナログ盤も手元にあるが、我が家のオーディオは80年代で止まっているのでSACDは購入していない。 音質は向上しているらしいので、これから買う人は環境があればSACD一択だろう。 これに限らないが、ステレオ名録音というのは50年代後半~60年代前半に多い気がする。
クラシック音楽 アルヒーフ 5000円ほどqqtys
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バッハ:無伴奏チェロ組曲~アンドレ・ナヴァラ
#CD #クラシック音楽 諏訪根自子さんのCD紹介で『エヴァンゲリオン・クラシック4』についてチラッと書きましたが、あのCDだけ本編とは異なる音源を収録していて、バッハの無伴奏チェロはこのアンドレ・ナヴァラ氏のものが収められています。 ケースに堂々とDDDと書いてありますが嘘ですからねぇ。オーディオ評論家、長岡鉄男氏の『外盤A級セレクション』でアナログ盤が紹介されています。(なぜかCDにはちゃんとADDと書いてある) レーベルはCALIOPE。
クラシック音楽 CALIOPE 3000円はしなかったような・・・qqtys
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諏訪根自子~バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
#CD #クラシック音楽 こちらは中々珍しいCD。2012年に逝去された日本のヴァイオリニスト、諏訪根自子さんの演奏によるバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ。録音は1978~80年にかけて行われている。 たまたまブックオフで見つけた時には思わずガッツポーズをしてしまった。 パルティータ第3番だけは、新世紀エヴァンゲリオン絡みで発売された『エヴァンゲリオン・クラシック4』にも収録されている。
クラシック音楽 キングレコード 5000円程度qqtys