Sternburg ( PIKO / HO )

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東ドイツ、ライプツィヒのビール醸造所、シュテルンブルグ(Sternburg)のビール貨車です。

戦前の木造古典貨車を再現したビール貨車で、元・東ドイツの模型メーカー・PIKO(ピコ)社製の模型です。

下回りやカプラー当たりのつくりが古いので、東西ドイツ統一前の東ドイツ時代の物だろうと思って箱をよく見てみると、ラベルに Made in GDR と書いてあります。

GDRとは“German Democratic Republic”、つまり“ドイツ民主共和国”(東ドイツ)です。
やはり東ドイツ時代の製品でした。

※ドイツ語だとGDRではなくDDR = Deutsche Demokratische Republik です。

お、これも破損個所発見。
バッファーがひとつありません。取り組み甲斐があってワクワクしますね(笑)(レストア中毒ですw)
  ↓↓↓
レストア完了です
https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/74

さて、シュテルンブルク醸造所ですが、東ドイツのライプツィヒ市にかつて存在した醸造所でした。

1822 年、ライプツィヒの羊毛商人、マキシミリアン・スペック・フォン・シュテルンブルクが彼の羊の放牧地として、醸造所を含むリュッツシェーナの地所を購入、ビールの醸造を始めます。
その後、生産をライプツィヒの城の地下室に移して販売も拡大し、大規模な醸造会社に成長させたのです。

2度の大戦を乗り越えたシュテルンブルク社でしたが、1948 年、新しく生まれた東ドイツ (GDR) 政府の下では醸造所の所有権は個人から取り上げられ、1968 年には国営飲料会社に吸収されました。

1990 年の東西ドイツ統合後、シュトゥットガルター・ホフブロイの支援のもと再び独立したベンチャー企業「Sternburg Brauerei GmbH」になります。
しかし、輸出の売り上げが減少した同社はSachsenbräu AG に買収され、ブランド名だけを残して1991年に生産設備は閉鎖されたのでした。

自社生産では無くなった現在でも、他社のブランドとして生き残ってピルスナーやエクスポート、ドッペルボックなどが市場に出回っており、エクスポートはドイツのビール輸出のウチのかなりのシェアを占めているそうです。

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    toysoldier

    2020/07/18

    なんだかボックスもお洒落ですね。

    私は壊れてるアイテム見るとテンションとても下がってしまいますが、レストア中毒とは…(笑)

    良い考えの切り替え方ですね。
    直すのを楽しみと思えるのは得ですよ、絶対。

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      T. S

      2020/07/19 - 編集済み

      直すの楽しいですよ(笑)たいしてお金もかけずに楽しめます。要は「暇つぶし」ですw

      箱も東ドイツ時代の古いものでアジがありますね。

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    T. S

    2020/07/18

    本文に書いてある破損個所を直しました。
    https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/74

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      toysoldier

      2020/07/19

      ありがとうございます。

      拝見させて頂きますね!

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      T. S

      2020/07/22

      レストア部分あるとついウキウキしてしまうもんですから(笑)

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