七宝文赤花縁みつ豆鉢

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赤で口縁を暈し、あぶり出しの技術で七宝文を施したみつ豆鉢である。口縁部は花縁状に加工されている。
赤暈しや七宝文のあぶり出しは氷コップや鉢類に多く見られ、特段珍しいものではないが、いざ求めて探すとなかなか見つからない。赤べりにあぶり出しの作例は、これぞ大正のガラスといった感があり、やはり不動の人気を誇っている。また、当時も大層流行したものと思われる。
窓際からの光を透過させた本作品を眺めていると本当に美しく、大正ガラスの魅力を強く認識させる。

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