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ノベルティーコップ「恵比寿ビール・サッポロビール」
これも広義のコップに含まれると判断し、タイトルをノベルティーコップとしたが、これはいわゆる「可杯(べくはい)」と呼ぶものである。可杯とは、自立しない杯のことで酒を注がれれば飲み干すまで杯は置けない。
恵比寿ビールとサッポロビールのロゴマークの組み合わせから、明治34年に設立された大日本麦酒株式会社のものであろう。ガラス生地を見るに、大正から昭和初期にかけてのものと考えられる。
可杯という特殊な器形ゆえに、料亭や茶屋などの宴席で使われたのだろう。
これまで、同種のものは見たことが無く、記憶にある限り和ガラス関係の書籍にも掲載がない。
現状、私が所有する戦前のノベルティーコップの中で、一番の珍品である。
このように、自立しない不安定なコップが、これまで割れず残ってきたことに驚きを隠せない。
テッツァライト
2020/08/12「可杯」初めて知りました!
とてもユニークなお品ですね。
飲み干すまで置けないとなると嫌でも酒が進みそうです🍺
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M.S
2020/08/12私みたいな下戸には酷なコップ です😊
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