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PCエンジンmini【KONAMI】
PCエンジン mini(ピーシーエンジン ミニ)は、1987年に日本電気ホームエレクトロニクス (NEC-HE) より発売された家庭用テレビゲーム機「PCエンジン」の復刻版。
同機のNEC-HEとの共同開発元であるハドソンを吸収合併したコナミデジタルエンタテインメント (KDE) より、2020年3月19日にAmazon.co.jp専売で発売された。
1980年代から1990年代にかけて多くのバリエーションが販売されていたPCエンジンシリーズのうち、初代機である「PCエンジン」を更に小型化して復刻したものである。また、KDEから初めて発売される家庭用コンピュータゲーム機でもある。
開発にはゲームソフトの移植に多数経験のあるM2や、テレビゲーム用周辺機器の開発に実績のあるHORIが関わっている。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータやメガドライブ ミニなど他メーカーの復刻系ゲーム機と同様、原典のHuCARDやCD-ROMは使用できず、かつて発売されたPCエンジンのソフト34本がプリインストール(内蔵)されている。見た目こそ初代機のPCエンジンであるが、収録ソフトは初代機単体で遊べるタイトルだけにとどまらず、PCエンジンスーパーグラフィックス用ソフトの『オルディネス』、CD-ROM2用の『イースI・II』、SUPER CD-ROM2用の『天外魔境II 卍MARU』、ARCADE CD-ROM2用の『銀河婦警伝説サファイア』などのタイトルも収録が発表されている。また、本来は初代機のPCエンジンでは起動しないTurboGrafx-16(北米版PCエンジン)用タイトル24本もプリインストールされており、合わせて58本のゲームタイトルが収録される。なお、PCエンジンとTurboGrafx-16の切り替えは、ソフト選択画面の右下のコマンドにて行う。
RUNボタンとSELECTボタンを同時に押すこと(当時のソフトリセットコマンド)で「ゲームメニュー」を出すことができ、ゲームが一時停止する。ここでは、ゲームの進行状況を好きなタイミングでセーブ・ロードできる「カンタンセーブ機能」やソフト選択画面への移動、ゲームのリセットなどを行える。なお、ここでのリセットは電源再投与を再現しており、当時のソフトリセットは実質できなくなっている(RUNボタンとSELECTボタンを使った当時の裏技などは、この仕様のためにコマンドが変更されている場合がある)
SUPER CD-ROM2やARCADE CD-ROM2タイトルでは、SELECTボタンを押しながらソフトを決定することでシステムカードのダウングレード起動を再現できる。また、HuCARDのタイトルにも、同様のコマンドによって別バージョンが起動するものがいくつか存在するなど、隠し要素も多い。なお、本稿ではこれらの別バージョンのタイトルは収録タイトル数には数えない。
ゲーム画面のサイズは5種類から選べる。基本となる「スタンダード」に加え、スタンダードの比率のまま画面全体にフィットさせた「スタンダード拡大」、原典の比率に忠実な「ピクセルパーフェクト」、画面全体に比率を引き伸ばした「ビスタ」のほか、PCエンジンGTのフレームとTFT液晶を擬似的に再現する「GTモード」がある。また、ブラウン管モニターの見え方を擬似的に再現した「CRTフィルタ」を加えることもできる。
原典当時に同梱された「PCエンジンパッド」 (PI-PD001) を、サイズはそのままに接続端子をUSB仕様としたパッドが1つ付属するほか、「ターボパッド for PCエンジン mini」と呼ばれる連射機能付きパッド(こちらは「ターボパッド」 (PI-PD002) がモチーフ)が別売で単体購入できる。また、PCエンジンシリーズには1つしかなかったパッド接続口は2か所に増設されているため、当時とは異なり3人以上でのプレイに限って専用のマルチタップが必要となる。
映像・音声出力用にHDMI端子が用意されており、現代のディスプレイやデジタルテレビにも接続できる。
電源入力端子はmicro-B USB端子である。ACアダプタは付属しないため、USBのAコネクタに電源供給できるACアダプタ(出力 5.0V/2.0A/10W)が別途必要となる。
以下収録タイトル
PCエンジンタイトル(34本)
THE 功夫 ハドソン HuCARD
邪聖剣ネクロマンサー ハドソン HuCARD
ギャラガ'88 ナムコ HuCARD
ファンタジーゾーン NECアベニュー HuCARD 隠しコマンドにより、near Arcade版(アーケード版に近い仕様の新設計版)が起動。
ドラゴンスピリット ナムコ HuCARD
あっぱれ!ゲートボール ハドソン HuCARD
ネクタリス ハドソン HuCARD TurboGrafx-16版を同時収録。
ダンジョンエクスプローラー ハドソン HuCARD TurboGrafx-16版を同時収録。
ニュートピア ハドソン HuCARD TurboGrafx-16版を同時収録。
PC原人 ハドソン HuCARD
イースI・II ハドソン CD-ROM2 TurboGrafx-16版を同時収録。
源平討魔伝 ナムコ HuCARD
スーパーダライアス NECアベニュー CD-ROM2
スプラッターハウス ナムコ HuCARD 北米・欧州では、TurboGrafx-16版が代わりに収録される。
スーパースターソルジャー ハドソン HuCARD PCエンジン mini独自の仕様(隠し要素)として、新たにIボタンとRUNボタンの操作を入れ換えたバージョンを同時収録。
大魔界村 NECアベニュー HuCARD (SUPER GRAFX)
ワルキューレの伝説 ナムコ HuCARD
オルディネス ハドソン HuCARD (SUPER GRAFX)
精霊戦士スプリガン ナグザット CD-ROM2
ニュートピアII ハドソン HuCARD TurboGrafx-16版を同時収録。
グラディウス コナミ HuCARD 隠しコマンドにより、near Arcade版(アーケード版に近い仕様の新設計版)が起動。
スーパー桃太郎電鉄II ハドソン HuCARD
忍者龍剣伝 ハドソン HuCARD
天外魔境II 卍MARU ハドソン SUPER CD-ROM2 北米・欧州では未収録。
スターパロジャー ハドソン SUPER CD-ROM2
スプリガン mark2 ナグザット SUPER CD-ROM2
SNATCHER コナミ SUPER CD-ROM2
グラディウスII -GOFERの野望- コナミ SUPER CD-ROM2
超兄貴 メサイヤ SUPER CD-ROM2
悪魔城ドラキュラX 血の輪廻 コナミ SUPER CD-ROM2
ボンバーマン'94 ハドソン HuCARD
ときめきメモリアル コナミ SUPER CD-ROM2 北米・欧州では未収録。隠しコマンドにより、ゲーム内ミニゲームの『フォースギア』と『ツインビーりたーんず』が単体起動。
ボンバーマン ぱにっくボンバー ハドソン SUPER CD-ROM2
銀河婦警伝説サファイア ハドソン ARCADE CD-ROM2
TurboGrafx-16タイトル(24本)
Alien Crush エイリアンクラッシュ ナグザット HuCard パッケージ表示やソフト選択画面の表示位置はTurboGrafx-16版となっているが、ゲーム本編はPCエンジン版が収録される[8][9]。
Victory Run ビクトリーラン ハドソン HuCard
Blazing Lazers ガンヘッド ハドソン HuCard タイトル変更に伴い、映画『ガンヘッド』に関する著作権表示が無くなっている。
Neutopia ニュートピア ハドソン HuCard PCエンジン版を同時収録。
Dungeon Explorer ダンジョンエクスプローラー ハドソン HuCard PCエンジン版を同時収録。
R-Type R-TYPE I・R-TYPE II ハドソン HuCard PCエンジン版の2作品(前後編)を1本にまとめた作品。
Moto Roader モトローダー メサイヤ HuCard
Power Golf パワーゴルフ ハドソン HuCard
Ys Book I&II イースI・II ハドソン TurboGrafx-CD PCエンジン版を同時収録。
Ninja Spirit 最後の忍道 アイレム HuCard
J.J. & Jeff カトちゃんケンちゃん ハドソン HuCard PCエンジン版における加藤茶と志村けんが、それぞれ「J.J.」と「JEFF」というオリジナルキャラクターに差し替えられたもの。
Space Harrier スペースハリアー NECアベニュー HuCard
Military Madness ネクタリス ハドソン HuCard PCエンジン版を同時収録。
Chew-Man-Fu ビーボール ハドソン HuCard
Psychosis パラノイア ナグザット HuCard
Bonk's Revenge PC原人2 ハドソン HuCard
Parasol Stars パラソルスター タイトー HuCard
Cadash カダッシュ タイトー HuCard
New Adventure Island 高橋名人の新冒険島 ハドソン HuCard
Air Zonk PC電人 ハドソン HuCard
Neutopia II ニュートピアII ハドソン HuCard PCエンジン版を同時収録。
Soldier Blade ソルジャーブレイド ハドソン HuCard 隠しコマンドにより、PCエンジン版のスペシャルバージョン(非売品)が起動。
Lords of Thunder ウィンズ オブ サンダー ハドソン Super CD-ROM2
Bomberman '93 ボンバーマン'93 ハドソン HuCard
今回このゲーム機は予約して販売日に買えたのだがPCエンジンに関しては当時はファミコン一筋だったためそこまで思い入れはない、PCエンジンに興味が出たのは高校になった頃、修学旅行で東京に行った際にPCエンジンDuoの廉価版であるDuoRが10000円以下で売ってあった、今では考えられないが当時はプレステが出たころでPCエンジンなんてのは完全に下火で10000円以下で売ってるのも珍しくない時代だった。
そこから私の中ではスーファミよりPCエンジンの天下の時期がきた。
CD音源の美しいBGM、綺麗なグラフィックに魅了され、いろんなソフトに手を出した。
当時SFC版ときめきメモリアルをプレイしていたのだが、高校の先輩にソフトを貸したところ、「え?声出ないじゃんこれ、寂しいなぁ、一度これやってみ?」と言われ、貸してもらったのがこのPCエンジンミニにも収録されてるPCエンジン版のときメモだった訳でそれをプレイしてみると…
「声が出る!動いてる!BGMめっちゃ綺麗!オープニングに歌が流れるよ!」
今思えばSFC版も超がんばってるのだがあの声は出ない。
やはり声が出るCDROMの仕様は素晴らしくそれはSFC版が当たり前だと思ってた私の後頭部をブロック塀か何かで思いっきり殴られたくらいの衝撃だった。
この時高校生ながら時代は間違いなく今までのROMカセットからCDROMにとって代わると予感していた。
しかし今の時代はCDROMの時代からDVD、そしてBlu-rayに移り、今はニンテンドースイッチのような小型カードでも普通に声が出たり綺麗な音楽がでるゲームができるのだがら技術の躍進はほんとに凄いと思う。
総評に移る。
今までミニシリーズをいろいろ紹介するたびに思うがCD何十枚クラスのデータのゲームが小さなゲーム機1台で収まってしまう、これは当時を知るオールドゲーマーからすればかなりすごいと思う。
しかもここに収録してるタイトルはどれもPCエンジンを代表する粒ぞろいの作品だがはっきり言って大半が未プレイなので時間があればじっくりやってみたい。
コントローラーの大きさも申し分なくおまけ要素もてんこ盛りでこれは良い復刻版と言っていい。
連打パッドであるターボパッドは別売りになるのだがPCエンジンが販売された当時もターボパッドは別売りだった(コアクラ世代あたりから標準装備になった)のでそこは文句はない。
私が当時やってたゲームの大半は未収録だが私自身当時はマイナーなゲームのプレイが多かったため、入ってなくてもまぁ仕方ないと思っている、入ってたらそれしかやらなくなるし。
コレクターズアイテムだけではもったいない、タイトルに興味があればプレイ欲しい…私も少しづつやってみます。
唯一残念なのはUSB接続のコントローラーなのだがHORI製のコントローラーしか対応しない点、アーケード移植の作品も多いのでもっといろんなコントローラーに対応してほしかった。