ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ【任天堂】

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ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(以下「ファミコンミニ」)は2016年11月10日に発売された。

ファミリーコンピュータ(以下「ファミコン」)を当時のデザインのまま小型化しており、ロムカセットを差して遊ぶことは出来ないが、当時のゲームのうち30種類が標準で内蔵されている。

2017年4月には、生産を一旦終了することが任天堂から発表された。
生産を再開する際には改めて告知するとしており、2018年5月14日に生産を再開し同年6月28日より店頭販売再開することを発表した。

形番はCLV-101。本体サイズはオリジナルの60%の縮尺で再現されている。
コントローラは直付けで2つ用意されているが2コントローラのマイク入力はダミーである。

CPUにはAllwinner製SoCチップ「R16」(ARM:Quad-core Cortex-A7)が使われている。

入出力端子は、映像、音声出力用のHDMI端子と、電源供給用のmicro-B USB端子が用意され、商品には本体以外に接続用のハイスピードHDMIケーブル、電源供給用のUSBケーブル、取扱説明書、保証書、マイニンテンドー番号チケット(2016年発売分のみ)が含まれる。
ただし、ACアダプタは標準添付されていないため、オプションとして用意された純正のアダプタもしくは、スマートフォンの急速充電などに使われる5V/1.0A/5W以上の出力ができるUSBのAコネクタに電源供給が可能なアダプタが必要で、公式サイトではテレビ、PC等のStandard-Aコネクタから電源を供給することによって動作するとしている。

ちなみに非公式だがモバイルバッテリーでもプレイできる。

製品の特徴としては、ゲームプレー中にリセットボタンを押すことによって中断ポイントをゲームごとに最大4つまで保存することが可能になっている。また、通常のHDMI出力による高精細モードのほか、当時の表示を再現する「アナログテレビ」モードを搭載している。CEROレーティングはB(12才以上対象)。

ゲームの追加は不可能(…と、されているがとある方法を使えば非公式だが追加可能である)。

収録タイトルは以下となる(日本版のタイトルのみ)

アトランチスの謎 1986 サンソフト
イー・アル・カンフー 1985 コナミ
ソロモンの鍵   1987 テクモ
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会   1990 テクノスジャパン
ダウンタウン熱血物語 1990 テクノスジャパン
つっぱり大相撲 1987 テクモ
ファイナルファンタジーIII 1990 スクウェア
マリオオープンゴルフ 1991 任天堂
バルーンファイト 1986 任天堂
悪魔城ドラキュラ 1987 コナミ
ドンキーコング 1986 任天堂
ダブルドラゴンII ザ・リベンジ 1990 テクノスジャパン
ドクターマリオ 1990 任天堂
エキサイトバイク 1985 任天堂
ギャラガ 1988 ナムコ
魔界村         1986 カプコン
グラディウス 1986 コナミ
アイスクライマー 1985 任天堂
星のカービィ 夢の泉の物語 1993 任天堂
マリオブラザーズ 1986 任天堂
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎 1989 カプコン
メトロイド 任天堂 ディスクシステム
忍者龍剣伝 1989 テクモ
パックマン 1990 ナムコ
スーパー魂斗羅 Super C 1990 コナミ
スーパーマリオブラザーズ 1985 任天堂
スーパーマリオUSA 1988 任天堂
スーパーマリオブラザーズ3 1990 任天堂
ゼルダの伝説 1987 任天堂 ディスクシステム
リンクの冒険 1988 任天堂 ディスクシステム

以下はファミコン(オリジナル)に関しての話になる

小学生のころ父に買ってもらった、自分的ローンチタイトルはジャレコより出てた「アーガス」という縦スクロールのシューティングゲームと「ゴルフ」である。
そののち、クリスマスプレゼントであの伝説のクソゲー「トランスフォーマーコンボイの謎」(以下コンボイの謎)を抱き合わせ販売で買ってくれた(抱き合わせられたのは東京書籍が出していた「けいさんげーむ 算数2年生」であり、ゲームで勉強させたい心境が見て取れた)。

このコンボイの謎が今も語り継がれる当時の子供らに絶望をたたきつけられたトラウマソフトとされている。

このゲーム、マリオと同じくは横スクロールアクションでショットとジャンプ、しゃがむ代わりにトラック形態にトランスフォームして進むゲームとされるのだが、敵が見づらい、敵弾が見づらい、1発アウトというレトロゲーあるある三重苦がプレイヤーを襲い、それに加えて自機ウルトラマグナスの操作性の悪さと敵の動きのトリッキーさも難しさに拍車がかかっていた。

小学生の頃、その理不尽な難しさに何度も挑戦してようやく最終ステージ前のステージ9にたどり着くのだが、そのステージは決められたルートでゴールしないとボス迄たどり着けず、そのルートは説明書には当然載ってない、攻略サイトもなければ攻略本を買う余裕もない時代、泣く泣く諦めた記憶がある。

成人後、色々あってプレイする機会があったので今度は攻略サイトを見ながらステージ9をクリアした。
これで小学生の頃の自分の仇は取った!と思い、ステージ10、そしてついにラスボスを倒し、いよいよ感動のEDかと思われたが、そこには衝撃の事実が待っていた!・・・ここからは実際にプレイして、もしくは貴方の目で調べてほしい。

もし小学生時分でこの事実を知っていたらどう思っただろう…多分気にせず2周目をやってたに違いない。
しかも実はこのゲームは真のエンディングがある。そしてそれを見るにはとある条件を満たす必要があり、その条件もまた難しい。

ファミコンに関する思い出は一旦ここまで、まだまだファミコンに関する思い出はあるが折を見て出していきたい。

と、言うわけで総評。

このファミコンミニ、内蔵ソフトの内容、どこでもセーブなど実機にはない特別仕様、のちに続くミニシリーズという概念を打ち出した発想力、どれをとっても凄いゲーム機なのだが、実は致命的な欠陥というか仕様が一つある。

コントローラーの大きさだ(写真より)、上記にオリジナルの60%で縮尺してあるとある通りコントローラーもオリジナルの60%の大きさになっており、子供が持つにしてもちょっと小さい、まして大人が持って遊ぶのには小さすぎてボタンを押すのも大変で、オリジナルでは可能だったコントローラーの増設も不可能なので正直遊びづらいのだ。

ソフトの追加ができないという仕様も不満なのだがコントローラーの問題はそんなことはどうでもよくなる位致命的でこのゲーム機で遊ぶ意欲をなくす位にまでなる。
企画段階で誰もコントローラーのリサイズ化によっての遊びづらさに突っ込まなかったのか、そして試作段階のテストプレイとかしなかったのか、どうしても嫌だというならせめてコントローラーを増設させる案がでなかったのかと問いたい、問い詰めたい、小一時間問い詰めたい。

それほどこのファミコンミニコントローラーサイズ問題は私の中では根が深い問題でこのコントローラーでプレイするにはどうしても抵抗がある。
と言う事でネオジオミニと同じ結論になるが現行ではそのまま遊べるゲームインテリアとして考えるのが…ベスト!飾っとくと結構映える!

やっぱりこれかなぁ・・・

ただ、これの第2弾になる「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」ではこの弱点を見事克服し、当時仕様でコントローラーを最初から外付けとすることにより機体は小さいままでコントローラーはオリジナルのサイズを維持することに成功しているどころかWIIのクラシックコントローラーと同じコネクターを採用しているため、そのままクラコンを使えるのも高評価だ。

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