『ウルトラマンタロウ / 石川賢』《大都社》

0

『ウルトラマンタロウ』石川賢/作画、円谷プロ/原作。大都社コミックス。1986年初刷。
「ゲッターロボ」「虚無戦記」「魔獣戦線」などの代表作を持つ漫画家・石川賢先生が、円谷プロの特撮TVドラマ『ウルトラマンタロウ』の漫画化を手掛けた作品です。
"プロボクサーを目指す青年・東光太郎(あずまこうたろう)は突然醜怪な怪物たちに襲われた。子供をかばいながら、怪物と戦い逃げようとする光太郎に、「ウルトラの偉大なる母」は、選ばれた優れた若者として、「ウルトラマンタロウ」の力を与えた。人類を滅亡させようとする怪物たちとの死闘が展開される。"
この漫画は、数々の有名作家が手掛けてきた「ウルトラシリーズ」のコミック化とは違い、非常に石川賢先生の独自色が強い作品になってます。TVドラマとは違って、子供たちは登場しますが、防衛隊や他のウルトラマンは登場せず、「ウルトラの母」ではなく燃え盛る太陽のような姿を持つ「ウルトラの偉大なる母」が登場など、バイオレンス要素の強い作品です。
ある評論に曰く“ウルトラマンの形を借りた「デビルマン」”だそうですが、独自の魅力を発していると思います。
TVドラマ本編よりも先行して、「少年サンデー」連載した作品ですが、個人的には、「ウルトラマンタロウ」主題歌は少し影響を受けていると思います。
#SFコミック #伝奇コミック #石川賢 #ウルトラマンタロウ

Default