GN Auto Nikkor 45mm F2.8

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1969年に発売された、ニコンのパンケーキタイプの標準レンズ。
「GN」とは「ガイドナンバー」の意味で、ストロボの発光量を表す数値。TTL調光が当たり前になった現代ではストロボの性能を表す程度の数値ですが、昔は、GNをもとに、被写体までの距離を加味して計算し、絞りを決めていました。その計算を自動化する機能を付けたのが「GN Auto Nikkor」です。
当時としては、画期的な機能を付けたレンズでしたが、ストロボに調光機能が備わったことで、必要性が薄くなったこともあり、Ai化を機に、約9年で販売を終えました。
私が今回に入れた個体は、比較的初期のモノコートのモデル。1970年代初頭のものと思われます。
残念ながら、GN値を示す指針が欠品しています。一方で、単体ではなかなか手に入らない純正フード(Fマーク付き)がセットの上、先月、キィートスで整備済みとのことで、実用上は問題なく使える個体との判断で購入しました。
写真ではNikon Dfに装着していますが、非Aiで扱いづらい上に、GNを示すため、ヘリコイドの回転方向を通常のニッコールと逆にしており、フォーカスアシスト機能が使いずらい、更には最短撮影距離が0.8mと長いため、近接撮影が厳しいことから、ニコンの一眼レフでの使用ではなく、ヘリコイド付きアダプタを使ってミラーレス一眼での使用を念頭に置いています。
作例は別途ダイアリーの方にアップさせていただきますが、ヘリコイド付きアダプタを使った近接撮影の結果も上々で、旨く使えば面白いレンズだと思います。

このレンズを使った作例はこちら
https://muuseo.com/gs151h/diaries/8

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