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New FD 50mm F1.2
キヤノンの大口径標準レンズ。しかしフラッグシップではない。 このレンズの上には、赤ハチマキも勇ましいNew FD 50mm F1.2Lがあるためだ。 上にはL,下には優秀なスタンダード、New FD 50mm F1.4があり、間に挟まれたF1.2は正直、影が薄い。 ゆえに、中古価格はLの半額程度、ヤフオクだと更にその半分以下が相場。 しかし、その性能は悪くない。やや癖のある描写だが、同年代の他社の50mm F1.2と同等以上の描写はしてくれると思う。 他社の50mm F1.2と比べても不人気なのか格安なので、お買い得である。もっと見直されても良いレンズだと思う。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/34 #オールドレンズ #標準レンズ #キヤノン #New_FD_50㎜_F1.2
オールドレンズ CANON 17,500円gs151h
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ZUIKO AUTO-S 50mm F1.2
オリンパスのフラッグシップ標準レンズ。 F1.2の大口径にもかかわらず、49㎜径とコンパクト。 おかげで、最近流行のAFアダプタとの相性もいい。 1983年発売で、比較的設計が新しいせいもあり、開放から使いやすいと思うが、被写界深度は浅いのでピント位置は注意が必要。 高値安定のレンズだが、この個体は後ろ玉に傷(コート剥がれ?)があるため安価だった。 今のところ、後ろ玉の傷が原因と思われる問題は発生していないので、掘り出し物だったと思っている。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/26 #オールドレンズ #標準レンズ #オリンパス #ZUIKO_AUTOS_50㎜_F1.2
オールドレンズ オリンパス 20,000円代gs151h
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Vivitar MC 50mm F1.7(Kマウント)
アメリカのカメラ関連商品販売商社、Vivitarの標準レンズ。 かつては、日本製のカメラ、レンズをOEMで発注し、自社ブランドにて販売していたブランドだが、このレンズは中国製。 調べると鳳凰光学という会社にたどり着く。 この鳳凰光学は日本のヤシカと提携していて、ヤシカの一眼レフをベースとして自社ブランドの一眼レフを生産、それをベースにVivitar向けの製品を作っていたようだ。 じゃあ、このレンズはヤシノンをベースにしているかというと、それもまた違うようです。 調べるとたどり着いたのがシマ光学。かつて一眼レフを生産・販売していた東京光学(トプコン)の下請けをしていた会社で、東京光学がカメラ撤退時には、トプコンブランドで販売予定であった一眼レフの権利を譲り受け、自社名で生産・販売するとともに、主としてズームレンズを各種マウントで生産・販売していました。 レンズのほうはカメラ雑誌等での評価は低くなかったようだが、一眼レフもAFという時代に突入すると、技術力の不足はいかんともしがたく、中国企業に身売りと相成ったようだ。 このレンズは、シマ光学が自社製一眼レフ用に準備したものを中国での生産に適した形に一部改良して生産したものとのことだ。つまり、世が世ならトプコンのレンズだったかもしれないレンズです。 一時は、PHENIXブランドで各種マウントで新品が格安で売られていたようだが、残念ながら、必ずしも評価は高くなかったようだ。 少し使ってみたが、新品で買って現代レンズだと思って使うと残念な感じだが、オールドレンズだと思えばさほどがっかりはしない描写。開放はハロが多くピント合わせに難儀する傾向があるが、絞ってもボケは汚くならず、それなりに使えると思います。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/25 #オールドレンズ #標準レンズ #Vivitar #鳳凰光学 #シマ光学 #トプコン #Vivitar_MC_50㎜_F1.7
オールドレンズ Vivitar 6,100円gs151h
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AUTO-YASHINON DS 50mm F1.7
ヤシカの標準レンズ。富岡光学製。自社製一眼レフにセットして販売されたケースが多いようだ。 モノコートでいわゆる「アトムレンズ」だが、黄変はほぼ出ておらず、デジタルならWBを特段いじらなくても問題なく写る。 絞りリングの1.7と2.8の間にクリックがあり、どうやらF2のようだ。このF2の際の絞りはほぼ円形。 自動絞りの一眼レフ用レンズの円形絞りが珍しい時代の上に、廉価版のF1.7でこのような絞り形状は珍しいと思う。 モノコートらしくやや淡いトーンの描写で、ボケもきれい。個人的に好きなレンズです。 この描写傾向や絞り形状は、後継のDS-M、YASHICA MLの50mmF1.7にも引き継がれています。 この一連の50mmF1.7は出物があれば格安です。この個体は、ジャンク扱いでヤシカの一眼レフ本体付きで2,000円で買いました。 明らかにお値打ちでした。そして、富岡光学の沼にはまりました(笑) このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/30 #オールドレンズ #標準レンズ #ヤシカ #富岡光学 #AUTO_YASHINON_DS_50㎜_F1.7
オールドレンズ ヤシカ 2,000円gs151h
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SMC PENTAX-M 28mm F3.5
ペンタックスの広角レンズ。 28mm F3.5というスペックはペンタックスの広角レンズの伝統的スペックで、いずれも描写は良い。 SMC PENTAX-Mはこの伝統のスペックの最終型。このころから広角ズームが普及し始め、開放値で見劣りするF3.5はズームレンズにとってかわられるようになった。そのため、次の世代であるSMC PENTAX-Aには28mmF3.5はラインナップから外れてしまった。 この個体はカメラのキタムラのネット中古で見つけたもの。純正角形フード(プラスチック製)付きで6,000円と比較的お安く手に入れた。APS-C機で使えば、42mm相当の画角になり、0.3mまで寄れるので扱いやすい。 オールドレンズ入門にもおススメです。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/22 #オールドレンズ #広角レンズ #ペンタックス #SMC_PENTAX-M_28mm_F3.5
オールドレンズ 旭光学 6,000円gs151h
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XR RIKENON 28mm F2.8(富岡光学製)
リコーの広角レンズ。KマウントのためPENTAXなどの一眼レフに利用可能。 当時のリコーはレンズを自社生産していなかったようで、複数社からOEMで入っていた模様。 このレンズはヤシコンレンズの日本の生産拠点、「富岡光学」製と言われている。 いろいろと伝説の多い会社の製品だが、価格は安値安定、数千円で買えることが普通。 フルサイズの広角レンズとして使っても良し、APS-C機につけて標準レンズ的に使っても良しな一本です。 #オールドレンズ #広角レンズ #リコー #XR_RIKENON_28mm_F2.8
オールドレンズ RICHO 不明(多分数千円)gs151h
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MC ROKKOR 100mm F2.5
ミノルタの中望遠レンズ。1970年代半ばごろの製品と思われます。 このクラスのミノルタのレンズは85mmF1.7に人気が集中し、少々影の薄いレンズですが、ミノルタらしくボケのきれいなレンズです。 ROKKORレンズのアイデンティティであるアクロマティックコーティングも美しい1本です。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/20 #オールドレンズ #望遠レンズ #ミノルタ #MC_ROKKOR_100mm_F2.5
オールドレンズ MINOLTA 10,000円位gs151h
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Nikkor-N・C Auto 28mm F2
ニコンの大口径広角レンズ。先に掲載した「Nikkor-N・C Auto 35mm F1.4」と同時期の発売で、姉妹レンズ的な位置づけだったようだ。 フローティング機構を搭載し、当時としては先進的な技術で作られている。 更に、アトムレンズとのうわさもあるが、この個体はあまり黄変していない。 この個体はキタムラネット中古で購入したもの。整備済みとのことで光学系はきれい。 ボケはやや粗削りだが広角の割にはボケてくれる。絞ってもカリカリにはならない。結構好きなレンズ。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/17 #オールドレンズ #広角レンズ #ニコン #Nikkor_NC_Auto_28mm_F2
オールドレンズ Nikon 17,000円ぐらいgs151h
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New Nikkor 20mm F4
1970年代前半のニコンの広角レンズ。 ニコンは伝統的に20mmをラインナップしており、先代のNikkor-UD Auto 20mm F3.5は性能も高く、好評だった。 しかし、72mm口径と大柄で、コンパクト化を志向して開発されたのがこのレンズ。52mm口径でニコンの一般的なレンズと同じ。更に鏡筒の長さもコンパクトで、先代と同じ焦点距離とはにわかに信じられないほど。 同一光学系でAi化されたのち、新開発の20mm F3.5にバトンタッチしている。 描写性能はいまだに第一線と言える実力があると思う。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/15 #オールドレンズ #広角レンズ #ニコン #New_Nikkor_20mm_F4
オールドレンズ Nikon 20000円代gs151h
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MC ROKKOR-PG 58mm F1.2
ミノルタのフラッグシップ標準レンズ。「鷹の目ロッコール」の異名を持ち、初期型は大阪万博のタイムカプセルにも入れられた逸品。 私の持っている個体は、1973年発売のヘリコイドゴム巻きの後期型。ガラスがぎっしり詰まっており、ずっしり重い。 海外で人気があるせいか、程度の良い個体は高く、なかなか手が出なったが、たまたま、整備済みの個体が納得できる価格で入手できた。 「緑のロッコール」と評される、アクロマティックコーティングもきれいですね。 早速使ってみましたが、開放時の周辺減光がなかなかのものですが、ボケがきれいで、カリカリではないけれどしっかり開放からピンが来る、良いレンズです。 大変気に入りました。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/13 #MC_ROKKOR-PG_58mm_F1.2 #鷹の目ロッコール #緑のロッコール #ミノルタ #オールドレンズ #標準レンズ
オールドレンズ MINOLTA 32,050円gs151h
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New FD 135mm F3.5
1979年に発売されたCANONの望遠レンズ。FDレンズ時代には普及型望遠レンズとして一世を風靡した135mm F3.5だが、NewFDの世代になると、ズームレンズにとってかわられるようになったため、少々影の薄いレンズ。中古市場でも、FDレンズの135mm F3.5はよく見かけるが、NewFDはあまり見ない。普通によく写るレンズです。 #オールドレンズ #New_FD_135mm_F3.5
オールドレンズ CANON 不明(多分数千円)gs151h
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GN Auto Nikkor 45mm F2.8
1969年に発売された、ニコンのパンケーキタイプの標準レンズ。 「GN」とは「ガイドナンバー」の意味で、ストロボの発光量を表す数値。TTL調光が当たり前になった現代ではストロボの性能を表す程度の数値ですが、昔は、GNをもとに、被写体までの距離を加味して計算し、絞りを決めていました。その計算を自動化する機能を付けたのが「GN Auto Nikkor」です。 当時としては、画期的な機能を付けたレンズでしたが、ストロボに調光機能が備わったことで、必要性が薄くなったこともあり、Ai化を機に、約9年で販売を終えました。 私が今回に入れた個体は、比較的初期のモノコートのモデル。1970年代初頭のものと思われます。 残念ながら、GN値を示す指針が欠品しています。一方で、単体ではなかなか手に入らない純正フード(Fマーク付き)がセットの上、先月、キィートスで整備済みとのことで、実用上は問題なく使える個体との判断で購入しました。 写真ではNikon Dfに装着していますが、非Aiで扱いづらい上に、GNを示すため、ヘリコイドの回転方向を通常のニッコールと逆にしており、フォーカスアシスト機能が使いずらい、更には最短撮影距離が0.8mと長いため、近接撮影が厳しいことから、ニコンの一眼レフでの使用ではなく、ヘリコイド付きアダプタを使ってミラーレス一眼での使用を念頭に置いています。 作例は別途ダイアリーの方にアップさせていただきますが、ヘリコイド付きアダプタを使った近接撮影の結果も上々で、旨く使えば面白いレンズだと思います。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/8 #GN_Auto_Nikkor_45mm_F2.8 #オールドレンズ #ニコン #パンケーキレンズ
オールドレンズ Nikon 22,000円gs151h
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Micro-Nikkor-P Auto 55mm F3.5
ニコンの標準マクロレンズ。ニコンではマクロレンズを伝統的に「マイクロ」と名付けている。 1960年代からあったレンズだが、このモデルは1970年代初頭のもの。 マクロレンズは元々書類の複写など、特殊な用途向けのレンズだが、このモデルあたりから標準レンズの代わりに使うという用途も生まれてきた。 モノコートだが、ダイヤモンドカットの滑り止めがヘリコイドに施されており、モダンな印象を受ける。 モノコートなので、シャドー部がやや潰れ気味な印象を受けることもあるが、描写は今でも通用すると思う。 この個体はカメラのキタムラネット中古で見つけたもの。ヘリコイドのグリス切れはあるが、その他は問題なし。6,000円ほどで入手したがかなり安いと思う。MFでいいのでマクロレンズを、という方にもおすすめできるレンズである。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/12 #オールドレンズ #マクロレンズ #ニコン #Micro-Nikkor-P_Auto_55mm_F3.5
オールドレンズ Nikon 6000円gs151h
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New Nikkor 200mm F4
1975年に登場した、ニコンFマウントの望遠レンズ。ニコンF登場時から作られてきた200mmF4から光学設計を改め、、コンパクトになりました。ズームレンズ全盛時代になり、望遠ズームに押されて影の薄い存在ですが、よく写るレンズだと思います。 この個体はカメラのキタムラ、ネット中古で探して購入しました。ヘリコイドのグリスがやや切れ気味ですが、そのほかは特に問題のない個体。不人気とはいえ5,000円は安いと思います。 #オールドレンズ #ニコン #New_Nikkor_200mm_F4
オールドレンズ Nikon 5000円gs151h
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Nikkor-N・C Auto 35mm F1.4
ニコンFマウントの大口径広角レンズ。1971年に発売開始、一眼レフ用レンズとしては、35㎜で初の開放値F1.4を達成したレンズ。また、ニコンでは初のマルチコートレンズだったそうです。 フローティング機構も取り入れるなど、当時の最新鋭の技術で作られたレンズですが、硝材に放射能を発生させる物質が含まれており、レンズが黄変するという欠点もあります。 所謂「アトムレンズ」となり、高性能な反面、発色等に影響が出ることもあります(健康面では、ごく微量の放射能のため問題なしとされている)。 この個体は黄変があるもののひどくはないと思っていましたが、外に持ち出すと無視できない影響が出ていますね。紫外線照射で脱色する必要がありそうです。 New Nikkor以降、硝材に関して変更が加えられ、Ai-sニッコールまで光学系は同一のまま、ニコンMFレンズの最後まで販売されたレンズの一つとなりました。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/14 #オールドレンズ #広角レンズ #アトムレンズ #ニコン #Nikkor-NC_Auto_35mm_F1.4
オールドレンズ Nikon 22,000円gs151h