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Ai Nikkor 50mm F1.2S
NIKONのハイスピード標準レンズ。 1981年(全身のSなしまでさかのぼれば1978年)発売のオールドレンズだが、一昨年のMF Nikkor 販売終了までカタログ搭載モデルとして残ったレンズでもあります。 50mmジャストでF1.2の一眼レフ用レンズとしては、ペンタックスに次ぐ速さで誕生したレンズでもあります。 良くも悪くも、開放はNikkorらしからぬとろとろの描写。しかし、絞ればしっかり固くなっていくのはさすがNikkor。 新品は入手できなくなったが、中古は玉数豊富で入手は容易。他社の50mm F1.2と比べても割安な個体も多いので、ある意味ねらい目のレンズかもしれません。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/35
オールドレンズ Nikon 不明(数万円のはず)gs151h
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Ai Micro Nikkor 55mm F2.8S
ニコンの標準マクロレンズ。一昨年のニコンMFレンズディスコンまで残ったレンズ。 1979年発売、2020年まで販売されていたので41年間も販売されていたことになる。 一眼レフへの装着の用途の他、産業機器への装着例もあったのが長寿の要因だったようだ。 個人的にはフィルム時代から何度か買ったり手放したりを経験したレンズでもある。 今のレンズはごく最近手に入れたもの。それまで持っていた個体に大きな不満はなかったが、エコガラス使用、SIC(スーパーインテグレッドコート)仕様の後期モデルが格安だったため入れ替えた。 以前のものと比べて多少色のりがいいかなとは思いますが、描写に大きな差はないと思いますね。 ニコンらしくシャープなレンズですが、ボケも意外ときれいです。 少なくとも、マクロ域で二線ボケ等、汚いボケが気になったことはないですね。 以前掲載した Makro-Planar 2.8/60Cとともに、信頼のおけるマクロレンズだと思います。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/18 #オールドレンズ #マクロレンズ #ニコン #Ai_Micro_Nikkor_55mm_F2.8S
オールドレンズ Nikon 10,000円位gs151h
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Nikkor-N・C Auto 28mm F2
ニコンの大口径広角レンズ。先に掲載した「Nikkor-N・C Auto 35mm F1.4」と同時期の発売で、姉妹レンズ的な位置づけだったようだ。 フローティング機構を搭載し、当時としては先進的な技術で作られている。 更に、アトムレンズとのうわさもあるが、この個体はあまり黄変していない。 この個体はキタムラネット中古で購入したもの。整備済みとのことで光学系はきれい。 ボケはやや粗削りだが広角の割にはボケてくれる。絞ってもカリカリにはならない。結構好きなレンズ。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/17 #オールドレンズ #広角レンズ #ニコン #Nikkor_NC_Auto_28mm_F2
オールドレンズ Nikon 17,000円ぐらいgs151h
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Ai Nikkor 105mm F1.8S
ニコンの中望遠レンズ。1981年に発売された。 ニコンは伝統的に105mmをラインナップしており、特に開放値F2.5はレンジファインダー時代に端を発し、光学系を変えながら、50年以上にわたりニコンFマウントレンズを代表する中望遠レンズだった。 それに対しこのF1.8は、AF化の波もあり、わずか12年ほどでディスコンされたこともあり、やや影が薄い。 しかし、描写はF2.5以上のものがあると思う。きれいなボケ、柔らかなトーン、それでいてピント面はシャープ。カリカリになりすぎず、柔らかさを感じる描写は現代の「開放からシャープでカリカリ」なレンズとは一線を画す描写。F2.5とあえて使い分ける価値はあると思います。 ファットなシェイプ、ねっとりとしたヘリコイドの動きも良いですね。 それなりのお値段はついていますが、他社の同級レンズと比べても割安だと思います。もう少し、見直されてもいいレンズだと思います。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/16 #オールドレンズ #望遠レンズ #ニコン #Ai_Nikkor_105mm_F1.8S
オールドレンズ Nikon 40,000円ぐらいgs151h
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New Nikkor 20mm F4
1970年代前半のニコンの広角レンズ。 ニコンは伝統的に20mmをラインナップしており、先代のNikkor-UD Auto 20mm F3.5は性能も高く、好評だった。 しかし、72mm口径と大柄で、コンパクト化を志向して開発されたのがこのレンズ。52mm口径でニコンの一般的なレンズと同じ。更に鏡筒の長さもコンパクトで、先代と同じ焦点距離とはにわかに信じられないほど。 同一光学系でAi化されたのち、新開発の20mm F3.5にバトンタッチしている。 描写性能はいまだに第一線と言える実力があると思う。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/15 #オールドレンズ #広角レンズ #ニコン #New_Nikkor_20mm_F4
オールドレンズ Nikon 20000円代gs151h
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GN Auto Nikkor 45mm F2.8
1969年に発売された、ニコンのパンケーキタイプの標準レンズ。 「GN」とは「ガイドナンバー」の意味で、ストロボの発光量を表す数値。TTL調光が当たり前になった現代ではストロボの性能を表す程度の数値ですが、昔は、GNをもとに、被写体までの距離を加味して計算し、絞りを決めていました。その計算を自動化する機能を付けたのが「GN Auto Nikkor」です。 当時としては、画期的な機能を付けたレンズでしたが、ストロボに調光機能が備わったことで、必要性が薄くなったこともあり、Ai化を機に、約9年で販売を終えました。 私が今回に入れた個体は、比較的初期のモノコートのモデル。1970年代初頭のものと思われます。 残念ながら、GN値を示す指針が欠品しています。一方で、単体ではなかなか手に入らない純正フード(Fマーク付き)がセットの上、先月、キィートスで整備済みとのことで、実用上は問題なく使える個体との判断で購入しました。 写真ではNikon Dfに装着していますが、非Aiで扱いづらい上に、GNを示すため、ヘリコイドの回転方向を通常のニッコールと逆にしており、フォーカスアシスト機能が使いずらい、更には最短撮影距離が0.8mと長いため、近接撮影が厳しいことから、ニコンの一眼レフでの使用ではなく、ヘリコイド付きアダプタを使ってミラーレス一眼での使用を念頭に置いています。 作例は別途ダイアリーの方にアップさせていただきますが、ヘリコイド付きアダプタを使った近接撮影の結果も上々で、旨く使えば面白いレンズだと思います。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/8 #GN_Auto_Nikkor_45mm_F2.8 #オールドレンズ #ニコン #パンケーキレンズ
オールドレンズ Nikon 22,000円gs151h
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Micro-Nikkor-P Auto 55mm F3.5
ニコンの標準マクロレンズ。ニコンではマクロレンズを伝統的に「マイクロ」と名付けている。 1960年代からあったレンズだが、このモデルは1970年代初頭のもの。 マクロレンズは元々書類の複写など、特殊な用途向けのレンズだが、このモデルあたりから標準レンズの代わりに使うという用途も生まれてきた。 モノコートだが、ダイヤモンドカットの滑り止めがヘリコイドに施されており、モダンな印象を受ける。 モノコートなので、シャドー部がやや潰れ気味な印象を受けることもあるが、描写は今でも通用すると思う。 この個体はカメラのキタムラネット中古で見つけたもの。ヘリコイドのグリス切れはあるが、その他は問題なし。6,000円ほどで入手したがかなり安いと思う。MFでいいのでマクロレンズを、という方にもおすすめできるレンズである。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/12 #オールドレンズ #マクロレンズ #ニコン #Micro-Nikkor-P_Auto_55mm_F3.5
オールドレンズ Nikon 6000円gs151h
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New Nikkor 200mm F4
1975年に登場した、ニコンFマウントの望遠レンズ。ニコンF登場時から作られてきた200mmF4から光学設計を改め、、コンパクトになりました。ズームレンズ全盛時代になり、望遠ズームに押されて影の薄い存在ですが、よく写るレンズだと思います。 この個体はカメラのキタムラ、ネット中古で探して購入しました。ヘリコイドのグリスがやや切れ気味ですが、そのほかは特に問題のない個体。不人気とはいえ5,000円は安いと思います。 #オールドレンズ #ニコン #New_Nikkor_200mm_F4
オールドレンズ Nikon 5000円gs151h
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Ai Nikkor 50mm F1.8S
1980年に登場した廉価版標準レンズ。 長らくニコンの廉価版標準レンズであった50㎜ F2の後継として誕生した「Ai Nikkor 50mm F1.8」の光学系はそのままに、絞り周りをプログラムAE対応にするとともに、鏡筒を短縮化、「パンケーキレンズ」と言ってもいい外観に仕上がっている。 それでいて最短撮影距離は45㎝(国内版、海外版は60㎝)とテーブルフォトにも使いやすいレンズ。 ニッコールらしく、シャープな印象のレンズだが、開放ではソフト。オールドレンズ入門用としてもおススメだが、最近は価格が高騰しているようである。 この光学系はその後、AFAiニッコール、AFAiDニッコールにも引き継がれているので、AFで使いたい方はそちらをセレクトするのもよいかと思う。 #オールドレンズ #標準レンズ #ニコン #Ai_Nikkor_50㎜_F1.8S
オールドレンズ Nikon 10,000円位gs151h
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Nikkor-N・C Auto 35mm F1.4
ニコンFマウントの大口径広角レンズ。1971年に発売開始、一眼レフ用レンズとしては、35㎜で初の開放値F1.4を達成したレンズ。また、ニコンでは初のマルチコートレンズだったそうです。 フローティング機構も取り入れるなど、当時の最新鋭の技術で作られたレンズですが、硝材に放射能を発生させる物質が含まれており、レンズが黄変するという欠点もあります。 所謂「アトムレンズ」となり、高性能な反面、発色等に影響が出ることもあります(健康面では、ごく微量の放射能のため問題なしとされている)。 この個体は黄変があるもののひどくはないと思っていましたが、外に持ち出すと無視できない影響が出ていますね。紫外線照射で脱色する必要がありそうです。 New Nikkor以降、硝材に関して変更が加えられ、Ai-sニッコールまで光学系は同一のまま、ニコンMFレンズの最後まで販売されたレンズの一つとなりました。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/14 #オールドレンズ #広角レンズ #アトムレンズ #ニコン #Nikkor-NC_Auto_35mm_F1.4
オールドレンズ Nikon 22,000円gs151h
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Nikkor-Q・C Auto 200mm F4
ニコンFマウント用望遠レンズ。焦点距離200㎜(20cm)としては初期の設計のタイプをマルチコート化したもの。 ゴムローレットなしの古典的なデザインだが、発売は1974年と遅め。後継は同じスペックのNew Nikkorだが、光学系が異なっているそうです。 New Nikkor以降の200mm F4と比べると、こちらの方がシャープな描写との評も聞きます。 先日、デジタル一眼で使ってみましたが、確かにシャープで現代でも通用する性能を持っていると思います。 #オールドレンズ #望遠レンズ #ニコン #Nikkor-QC_auto_200㎜_F4
オールドレンズ Nikon 5,000円ぐらいgs151h
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New Nikkor 50mm F2
1970年代後半のニコンの普及型標準レンズ。 Nikkor-H Autoから続く伝統の光学系に少し手を入れ、最短撮影距離を45cmに縮めたモデル。 この個体はカメラのキタムラ楽天市場店のキャンペーンでお安く手に入れたモデル。 この後は、絞り伝達方式をいわゆるAi方式に改めた「Ai Nikkor 50mm F2」にモデルチェンジした後、50㎜ F1.8にバトンを渡した。 1万円でおつりがくる価格で整備済み、おまけにポイント等かなりお得に手に入れました。 コンパクトなこともあり、とりあえず標準レンズが欲しい時によく持ち出します。 #New_nikkor_50㎜_F2 #ニコン #オールドレンズ #カメラのキタムラ
オールドレンズ Nikon 6,000円ぐらいgs151h
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Nikkor-H・C Auto 50mm F2
1970年代前半の、ニコンの普及型標準レンズ。外観、光学設計はほぼそのままに、マルチコート化したレンズ。 遠景がシャープなだけでなく、近接撮影での描写性も良いらしいが、最短撮影距離が60cmのため、その良さを実感しづらいのは残念。 この個体はカメラのキタムラネット中古で見つけたもの。お約束のグリス切れがあるが、それ以外は問題のない個体。値段以上の働きをしてくれるレンズです。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/4 #オールドレンズ #標準レンズ #ニコン #Nikkor_H_C_Auto_50mm_F2
オールドレンズ Nikon 6,000円ぐらいgs151h
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Nikkor-H Auto 50mm F2
前回投稿した「Nikkor-S Auto 5cm F2」の改良型として1964年に登場したレンズ。 ニコンの普及型標準レンズとして、改良を重ねながら、同一の基本設計で15年にもわたる長期間販売されたレンズの初代。 実は、私が初めて所有した一眼レフ「ニコマートFT」についていたのもこのレンズ(但し、この個体ではない)でした。 モノコートであるが、解像度は高く、白黒フィルムとの相性が良かった記憶があります。 デジタルでも、解像度の高さは健在。ただ、のちのマルチコート化されたタイプと比べると、少し発色が地味な印象も受けます。 この個体は、Df購入後に、Ai改造済みの個体をカメラのキタムラのネット中古で探して購入しました。
オールドレンズ Nikon 10,000円位gs151h
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Nikkor-S Auto 5㎝ F2
1959年発売開始、ニコンFマウントの標準レンズとしては初めて5㎝(50㎜)を達成したレンズ。 明るいレンズは、技術的制約から50㎜より長い焦点距離(5.8㎝)を標準レンズとしていた。 当時としては性能が良いものとされていたようだが、開放値が明るくないレンズであるにもかかわらず、レンズ枚数が多いこともあり、5年ほどで後継の「Nikkor-H Auto 50mm F2」にバトンタッチしている。 この個体はNikon Dfでの使用を前提に購入した非Aiマウント(基本的に非AiのレンズはAi改造品を買うことにしているが、このレンズは純正改造不可だったもの)だが、絞りリングの所謂スカート部が長く、装着はできるが絞り操作がほとんどできないというもの。マウントアダプター経由でミラーレス一眼で使用する予定だが、まだ使用には至っていない。 #Nikkor-S_Auto_5㎝_F2 #オールドレンズ #ニコン
オールドレンズ Nikon 25,000円位gs151h