Nikkor-N・C Auto 35mm F1.4

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ニコンFマウントの大口径広角レンズ。1971年に発売開始、一眼レフ用レンズとしては、35㎜で初の開放値F1.4を達成したレンズ。また、ニコンでは初のマルチコートレンズだったそうです。
フローティング機構も取り入れるなど、当時の最新鋭の技術で作られたレンズですが、硝材に放射能を発生させる物質が含まれており、レンズが黄変するという欠点もあります。
所謂「アトムレンズ」となり、高性能な反面、発色等に影響が出ることもあります(健康面では、ごく微量の放射能のため問題なしとされている)。
この個体は黄変があるもののひどくはないと思っていましたが、外に持ち出すと無視できない影響が出ていますね。紫外線照射で脱色する必要がありそうです。
New Nikkor以降、硝材に関して変更が加えられ、Ai-sニッコールまで光学系は同一のまま、ニコンMFレンズの最後まで販売されたレンズの一つとなりました。

このレンズを使った作例はこちら
https://muuseo.com/gs151h/diaries/14

#オールドレンズ #広角レンズ #アトムレンズ #ニコン #Nikkor-NC_Auto_35mm_F1.4

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