vinyl The Knack - Round Trip

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ナックの3枚目。いろんなレビューの中で史上最も過小評価されてるアルバムなんてのを目にしたが大袈裟ではないと思う。1981年と言う時期を考えるとパンクでもニューウェイブでもないし、ハードロックメタル系の要素もない。ビートルズの再来なんて売り方されたもんだから本家ビートルズ関連が一番元気がなかった事も関係したのか?当時ビートルズファンだった自分は随分と肩身の狭い思いをしたからなぁ。
ちょっとサイケっぽい雰囲気のアレンジや管楽器やストリングスの使い方、マジカルミステリーツアーの頃の雰囲気もあってビートルズの中期的な事は意識したのかも知れません。一方で3曲目のアフリカなんて楽曲はビートルズっぽさなんて皆無で個々の演奏技術の高さを垣間見せてます。なんだろうな、とっても良いパワーポップアルバムなんだけど、時代の欲求とは違ったのかな。今の耳で聴くとすげぇ良い。XTCみたいに凝った作りにはなってないけど、わかりやすいメロディ、確かな演奏。再評価されて良いアルバムだと思う。

このレコードは仕事途中にサボって寄ったdiskunionでたまたま見かけて買いました。ジャケの右上にある切り込みからカット盤のセール品だったと思われます。1987年に初めてアメリカを訪れた時にワシントン州の片田舎のモールでワゴンセールのジャケにカットの入ったLP盤をみた時は衝撃でした。当時日本では新品のレコードの値引きはダンピングとされていたはずです。その時は定価の80%オフくらいでGeorgeのアルバム買ったはず。今では店によっても値段違うからちょっと信じられない昭和の思い出だ。

Side There
1 Radiating Love
2 Soul Kissin'
3 Africa
4 She Likes The Beat
5 Just Wait And See
6 We Are Waiting

Side Back
1 Boys Go Crazy
2 Lil' Cals Big Mistake
3 Sweet Dreams
4 Another Lousy Day In Paradise
5 Pay The Devil
6 Art War

Art Direction, Design – Henry Marquez, Roy Kohara
Bass Guitar – Prescott Niles
Coordinator [Master Coordinator] – Jeff Conroy
Drums, Percussion – Bruce Gary
Engineer – Lee De Carlo
Engineer [Assistant Mix Engineer] – Malcolm Pollack
Engineer [Assistant] – Bill Freesh
Lead Guitar, Keyboards, Vocals – Berton Averre
Lead Vocals, Rhythm Guitar – Doug Fieger
Management – Barry Josephson, Bobby Roberts
Music By – B. Averre* (Lil' Cals Big Mistake), John Corey (We Are Waiting)
Photography By [Cover] – Bob Matheu*
Photography By [Insert] – Randee St. Nicholas
Producer – Jack Douglas
Technician [Guitar Tech] – Mr. Peter Baynes*
Words By, Music By – B. Averre* (曲: Side There 1 to 3, 5, Side Back 4 to 6), D. Fieger* (曲: Side There 1 to Side Back 4, 6)

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