vinyl The Knack - Get The Knack

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自分のナックとの出会いはマイ・シャローナではなかった。80年代後半、高校の帰り道に毎日の様に寄っていた中古盤店大船レコードセンターで3枚100円のシングル盤の餌箱をツツイテて見つけたグッド・ガールズ・ドントだった。ロック好き、音楽好きを自負していた割には全然詳しくなくって彼等の代表曲を知らなかった。無知とは恐ろしいもんで「格好良いバンド見つけた!」と友人に無邪気に話してナックを知らずにマイ・シャローナ以外のシングル最初に買うとは!と呆れられたのを覚えてる。このアルバムを買った時の事はあまり覚えていないのだが、帯の「待ったぜヒーロー!やったぜナック!と言う煽り文句で高校の友達と笑った記憶があるので多分コレも1987年頃件の大船レコードセンターで買ったのだろう。

マイ・シャローナじゃない曲から裏口入学したみたいな私なのである意味フラットな状態で聴けた。アルバムで聴くとマイ・シャローナがちょっと浮いて聞こえる気もする。後追いなのでマイ・シャローナがどのくらい人気だったのか分からないのだが、大好きだしとても良い曲なのだがこのアルバムに入ってなかったらどうだったろう?それこそシングル1枚の一発屋だったかな?でもあの曲がなくても80年代のビートルズっぽいし、セカンド以降も同じ路線で完成度低くない。

自分が洋楽を聴き始めた頃、MTVが始まってUHFの荒い画質のTVKで見ていた中にはナックは流れてた記憶はない。あの頃の流行とは異質だったから波に乗れなかったのかも知れないが2005年のフジロックフェスティバルでのマイ・シャローナは超絶格好いいし全く古くなってない。このアルバムもこのバンド自体もあの一曲に翻弄されたのも知れないな。

Side 1
1 Let Me Out
2 Your Number Or Your Name
3 Oh Tara
4 (She's So) Selfish
5 Maybe Tonight
6 Good Girls Don't

Side 2
1 My Sharona
2 Heartbeat
3 Siamese Twins (The Monkey And Me)
4 Lucinda
5 That's What The Little Girls Do
6 Frustrated

Bass – Prescott Niles
Drums – Bruce Gary
Lead Guitar – Berton Averre
Producer – Mike Chapman
Recorded By – Dave Tickle*, Peter Coleman
Rhythm Guitar, Vocals – Doug Fieger

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