勁文社(ケイブンシャ) エコーブックス 新幹線大爆破

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発行 昭和50年7月10日
発行所 株式会社 勁文社

昭和50年(1975年)に勁文社(ケイブンシャ)より刊行された「エコーブックス 新幹線大爆破」です。
高倉健が主演した和製パニック映画の大傑作『新幹線大爆破』のノベライズで、映画版の脚本を手掛けた佐藤純弥監督・小野竜之助氏の共著として公開当時に出版されたものです。『新幹線大爆破』のノベライズでは、同作の人気が高いイギリスで昭和55年(1980年)にイギリス人作家・ジョセフ・ランス氏によって上梓され、日本では平成22年(2010年)に“逆輸入”の形で翻訳・刊行されたものがありますが、この勁文社版は今となってはなかなか入手し難い珍品です。私も最近、やっと入手出来ました。脚本家コンビ自らによるノベライズだけに映画版と大筋では変わらないのですが、それでも映画版では東北訛りだった郷鍈治演じる藤尾(東京から福岡まで護送される傷害犯)が関西弁だったり、瀬戸内東部で発生した地震により突然送電がストップし、ひかり109号が緊急停止の危機に陥る...など、多少なりとも差異があるのが興味深いところです。

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