ブルマァク バラン スタンダードサイズ 当時物

0

中生代の巨大生物、バラノポーダの生き残りで、“日本のチベット”と呼ばれる、東北地方の北上川上流の秘境で、現地民から「婆羅陀魏山神」として恐れられ、そして崇められていた怪獣、バラン。
「ゴジラより兇暴!!」「ラドンより巨大!!」との触れ込みで銀幕に登場した怪獣ですが、実際には先の二体ほどメジャーにはなり切れなかった不遇の怪獣ですね。下手すると、単独では主役を張れなかったアンギラスよりもマイナーな怪獣かも知れません。しかし、“荒ぶる神”でもあったというコンセプトを着ぐるみ造形に反映させたかのような仁王像を彷彿させる表情や筋肉質なボディ、そして、まさにムササビのように皮膜を広げて滑空する独特な飛行スタイルなど、地味ながらもゴジラやラドンとはまた違った「怪獣らしさ」が横溢していて、根強いファンが多いというのも頷けるところです。

そんなバランの、ブルマァク製当時物のスタンダードサイズのソフビです。
ブルマァクのバランは、ジェロニモンやキーラ、ザラガスなどと並ぶ、ブルマァク初期に多く見られた「着ぐるみに似てない」怪獣ソフビの代表格ですが、個人的にはそんな部分も含めて結構好きな怪獣ソフビの一つだったりします。特徴的なザクザクと削り込まれた無骨な造形は民芸品のような味わいがあって、不思議とバランというある意味土着神的な怪獣に相応しいものに思えてきます。
また、ブルマァクのバランは、ブルマァクでも最多と思われるぐらい塗装のバリエーションが豊富なことで知られますが、私が所有するこのバランは、赤い成型色に黒と銀が吹かれたタイプになります。この時代の怪獣ソフビのスプレーワークとしては地味ですが、こちらもバランという怪獣には合っている気がして、結構気に入っています。

#ゴジラ #ブルマァク #東宝 #ソフビ #怪獣

Default