ブルマァク ムルチ スタンダードサイズ 当時物

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地球の風土や気候を調査する為にやって来た宇宙人、メイツ星人の念動力によって地中深く封じ込められていた怪獣、ムルチ。
このムルチが登場する「怪獣使いと少年」は、ウルトラシリーズ最大の問題作とも評される作品で、そのストーリーの大部分を「差別・迫害」という重苦しいテーマに費やされていることもあって、劇中におけるこの怪獣の役割はそれほど大きなものではないのですが、本編を観終えたあとに改めてムルチを見直してみると、実に良く出来たデザインだなぁ、と唸らされます。フォルムとしては正統派二足歩行怪獣ですが、サケ状の顔はもとより、腕や背中のヒレなど、魚類モチーフを上手いこと正統派二足歩行怪獣のフォルムに落とし込んでいる印象がありますね。ストーリー的には特に魚類モチーフである必然性は全く無いのですが、激しい雨の中、新マンと闘うムルチを見るとこれが物語の雰囲気と見事に合っていて、結果的にムルチ以外の怪獣は考えられなくなるから不思議です。
ムルチのデザインは、プロデューサー補佐の熊谷健氏。個人的には新マン初期の池谷仙克デザインの怪獣にも比肩する名獣だと思っています。

そんなムルチの、ブルマァク当時物のソフビ。
劇中のイメージをぶち壊す黄色の成型色はちょっと...ですが、造形的にはブルマァクならではの造形美と、ムルチのシャープなラインが合致していて、文句無しの格好良さを誇る一体に仕上がっています。

#帰ってきたウルトラマン #ブルマァク #円谷プロ #怪獣 #ソフビ

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