ブルマァク キングマイマイ スタンダードサイズ 当時物

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竜神岳の地底から幼虫形態で現れ、落陽の最中に脱皮し、成虫形態へと姿を変えた怪獣、キングマイマイ。
いわゆる「11月の傑作群」の中の一つ、「落日の決闘」に登場する“変幻怪獣”ですね。エピソード自体は“生さぬ仲”の父子の情愛を描いた秀作ながらも、「悪魔と天使の間に・・・・」と「怪獣使いと少年」という、あまりにも有名な二大傑作エピソードに挟まれていることもあって、何となく埋もれてしまった感がありますが、劇中で夕陽をバックに幼虫から成虫へと劇的な変態を遂げるキングマイマイは実に印象的な怪獣でした。
キングマイマイのデザインを手掛けたのは、第一次怪獣ブーム後半から第二次怪獣ブームにかけて数多くの名獣を世に送り出した名怪獣デザイナー、池谷仙克氏。『帰ってきたウルトラマン』では第12話登場のシュガロン以来となる久々の参加でしたが、昆虫っぽいモチーフを上手く二足歩行の恐竜スタイルに落とし込み、美しさと重厚さを同居させた一体に仕立てた、その仕事ぶりはやはり見事なものでした。

そんなキングマイマイの、ブルマァク当時物のソフビです。
池谷デザインの名獣を、ブルマァクの名匠が見事に具現化した傑作ソフビの一つですが、同時期に発売されたムルチと腕が入れ替わったまま発売されたことでも有名なソフビですね。とはいえ、ある程度のキャリアのソフビマニア、コレクターは、キングマイマイといえばこのブルマァク版でその形を認識してしまっているので、その事実を知ってもそれほど違和感が無かった、というのが正直なところだったのではないでしょうか(笑)
劇中カラーとは全く異なりますが、肌色成型にメタリックブルーが美しく映えている彩色がまた素晴らしいと思います。

#帰ってきたウルトラマン #ブルマァク #円谷プロ #怪獣 #ソフビ

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