オレンジ マグマ大使 スタンダードサイズ 当時物

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日本初の“全編カラー”の特撮テレビシリーズにして、円谷プロの『ウルトラマン』より13日早くブラウン管に登場した日本初の巨大ヒーロー特撮番組、『マグマ大使』。
第二次怪獣ブーム世代の私はもちろんリアルタイムでは知らないのですが、再放送(1985年に関東地区で早朝の時間帯に再放送されたときはもう高校生になっていたにもかかわらず、早起きして熱心に視聴したものです・・・笑)や「原色怪獣怪人大百科」による刷り込みもあって、『ウルトラマン』同様、昔から身近に感じてきた特撮ヒーロー番組の一つです。
ヒーローがロケット人間という斬新な設定(しかも妻子がいる!)、一話完結の『ウルトラマン』に対し基本的に四話(後半は二話完結)で完結するドラマ重視のストーリー展開、“宇宙の帝王”ゴアが送り込む個性的な怪獣たち・・・、今にして思えばかなり変化球的ではありましたが、王道の『ウルトラマン』とは一味違う魅力に溢れた番組でした。

さて、オレンジ(この“オレンジ”というのは企画会社のようなもので、実際に製造をしたのはアーク)のマグマ大使。
このソフビ人形は、『マグマ大使』本放映から10年以上も経った1970年代後半に発売されたものです。
'70年代前半にブルマァクから発売された特大サイズと大サイズのマグマ大使にそっくりな造形ですが、それもそのはず、ブルマァク期に金型まで作られながらも発売には至らなかったスタンダードサイズの金型を使用している、といわれているものです。
両手両脚以外に腰で可動する仕様なのはブルマァクの特大&大サイズと同じですが、小さくなってより華奢に感じられる分、どことなく頭飾りを付けているロングヘアの女の子のような雰囲気がありますね(笑)

※このソフビは、厳密には「当時物」ではないのですが、のちの円谷友の会や'91&'92年のバンダイによる復刻ソフビのような大人のコレクター、マニアを意識した商品ではなく、あくまでも昭和期に作られた子供向けのソフビ玩具、という意味で「当時物」としています。

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