EF80(1次型)

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1961年6月1日、常磐線の取手~勝田間が電化されましたが従来の直流電化では茨城県石岡市柿岡にある地磁気観測所での観測に影響を与えるために交流電化とされました。この区間を走行する電車・電気機関車は取手~藤代間にデッドセクションを設けて走行中に直流と交流とを切り替える車上切換方式とすることが決定し、客貨列車用として1962年から1967年までに63両製造されました。車体はEF60やEF70と同様のデッキのない箱形車体で重連運用は想定していないためパノラミックウィンドーの前面非貫通形2枚窓です。前照灯はシールドビームの2灯式になり前面窓上に分散配置されました。このスタイルはEF66形が登場するまで多くの電気機関車に受け継がれています。 EF81に置き換えられ1986年までに本形式の全車が廃車され形式消滅となりました。

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