キハ181系・特急形液体式ディーゼル気動車 国鉄色・単品 8両

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2010年12月25日・2016年3月16日に惜しくも閉店した、ホビーセンターカトー・大阪店で、初めて購入・納車した、キハ181系・露特急形液体式ディーゼル気動車 国鉄色・単品です。

実車の、キハ181系・特急形液体式ディーゼル気動車は、1968年(昭和43年)に、特急「しなの」(名古屋・大阪~長野間)でデビューし、以後・「つばさ」(上野~秋田間)・「やくも」(岡山~出雲市・益田間)・「しおかぜ」(高松~宇和島間) 「南風」(高松~中村間)などにも投入され、山岳路線にも快適な特急網を築き上げました。

その後、昭和50・51年のダイヤ改正にて、「しなの」・「つばさ」の電車化に伴い、運用を追われたキハ181系は「おき」(小郡(新山口)~益田・米子・鳥取間)の他、「やくも」・「しおかぜ」・「南風」の一部に投入されましたが、昭和57年(1982年)7月1日 伯備線電化による「やくも」の電車化に伴い、「あさしお」(京都~城崎(城崎温泉)・倉吉・米子・東舞鶴間)・「まつかぜ」(大阪~米子間)・「はまかぜ」(新大阪~鳥取・倉吉・米子間 後に大阪~香住・浜坂・鳥取間に短縮。)にも、キハ181系が投入され、キハ82系・特急形液体式ディーゼル気動車を淘汰させるに至ったのです、国鉄分割民営化後は、JR西日本とJR四国に分かれて継承・配置されたようですが、その後、JR四国では、2000系・振子式特急形液体式ディーゼル気動車の投入により全廃となり、内・1両(先頭車・キハ181形1号車)は、「しなの」ゆかりのJR東海に買い取られ、名古屋市・港区金城ふ頭にある、「リニア・鉄道館 ~未来と想い出のミュージアム」に静態保存されている様です。

JR西日本に残ったキハ181系・特急形液体式ディーゼル気動車は、「あさしお」の廃止及び、特急「はくと」(京都~倉吉間)などに回されたり、特急「おき」(後の「スーパーおき」)にも使用されたり、特急「いなば」(現・スーパーいなば 岡山~倉吉間)にも投入されたりするなど、活躍を広げてきました。

晩年・北近畿・山陰地方の特急列車「はまかぜ」(大阪~香住・浜坂・鳥取)間にて運用していて、後に「はまかぜ」色(JR西日本色)に塗り替えられたり、ATS-Pを取り付けたり、臨時特急「おわら」(大阪~越中八尾間)にも使用されたり、修学旅行臨にも使用されたりして、向日町運転所(現・吹田総合車両所・京都総合支所)に在籍していたキハ181系は、2010年11月5日の「はまかぜ5号」をもって定期運転から引退、同年の12月23日には「かにカニはまかぜ」からも引退、2011年2月26・27日の「ありがとうキハ181系」をもって、キハ181系・特急形液体式ディーゼル気動車は完全引退し、昭和43年の特急「しなの」デビュー以来、長く活躍してきた、181系・特急形液体式ディーゼル気動車は、長い活躍に終止符を打ちました。

現在・ミャンマー国鉄には、キハ181系・特急形液体式ディーゼル気動車が、JR西日本から無償譲渡され、ヤンゴンの環状線で活躍している他、キハ181形12号車が、「津山鉄道館学びの館」に静態保存の形で展示されております。

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