激闘関ヶ原

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今を去ること400余年、慶長五年九月十五日、豊臣・徳川両軍あわせて10数万の大軍が美濃の小盆地で激突した。世に言う天下分け目の決戦・関ヶ原の合戦である。

本作はかつてツクダホビーから発売された同名ゲームの再出版品です。同社の『幸村外伝』と同一のシステムを使用して、シンプルなルールで関ヶ原の大合戦を再現するゲームです。
マップはフルサイズ1枚とハーフサイズ1枚、コマは総数700個を超えるビッグゲームで、再出版は無理と思われたのですが、先に再出版された『幸村外伝』の好調と大河ドラマの後押しもあってゲームジャーナル別冊として発売されました。
同じシステムとはいえ講談的マンガ的な『幸村外伝』とは違い、両軍の戦闘力に大きな差がないので展開に派手さはありません。そのためか、小早川らの寝返りがないとか、毛利輝元や豊臣秀頼の出陣、徳川秀忠の到着などといった様々なバリアントシナリオが収録されています。

#関ヶ原の戦い #どうする家康

ターンスケール: 1ターン=約30分
マップスケール: 明記無し
ユニットスケール: 1コマ=300~400人

https://muuseo.com/Sin_Oga/items/96
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/72

幸村外伝
慶長二十年五月七日、豊臣家再興を願う真田幸村を中心とする大坂方は、天下を我が物にせんとする徳川家康率いる関東方に対し、大坂天王寺において最後の決戦を挑んだ。 このゲームは、戦国時代の総決算ともいうべき「大坂夏の陣」のクライマックス・天王寺の戦いを再現しようとするシミュレーションゲームです。その内容は、正史もさることながら、講談の世界の雰囲気をも味わうことができます。 本作はアド・テクノスの開発でツクダホビーから発売されました。真田幸村(信繫にあらず)と真田十勇士が大活躍する、講談的マンガ的な大坂夏の陣の合戦ゲームです。 豊臣方は徳川方の三分の一程度の戦力ですが、個々の戦闘力は(特に幸村は桁違いに)強く、当たるを幸い徳川方をなぎ倒して突進していきます。それでも多勢に無勢、いつかは力尽きてしまうその前に家康を倒せるのか?という展開です(大抵は届きません)。 エキサイティングではありますが、配置の決まっている合戦ゲームであり、敵に接触すると移動不能なので、部隊機動の余地はほとんどなくサイコロ運次第になりがちなことも否めません。 2016年にシミュレーションジャーナル社からゲームジャーナル別冊7号として再発売されました。 #真田幸村 #真田十勇士 ターンスケール: 不明 マップスケール: 不明 ユニットスケール: 1コマ=150~300人
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/96
異聞関ヶ原 家康最大の敗北
このゲームは慶長五年九月十五日に、関ヶ原を戦場として戦われた、家康対三成の天下分け目の決戦を再演しようとしたものです。史実の裏側に潜む偶然性、必然性を見つけだして、できるだけ忠実にゲームの形で再現しようとしているので、必ずしも常に東軍が勝つとは言えませんが、あの日、家康がどんな決断をくださなければならなかったのか、その時、三成は何をすべきだったのか、その立場に立たされた男の苦悩のいくらかは味わえることでしょう。 アド・テクノスが製作し、朝日出版社が発売した「シミュレーションゲーム・ブックス」の一作です。巻末に20ページほどのヒストリカルノート(歴史解説)があります。このシリーズは書籍形態のゲームとして試行錯誤の途上にあり、厚紙のコマやマップが本誌と同じに綴じられているため、コマやマップの切り離しに苦労し、また本誌も読みづらいという欠点があります。 国産のシミュレーションウォーゲームでは最も出版点数の多い「関ヶ原」の合戦ゲームの中で、たぶん唯一いわゆる参謀本部式初期配置を採用しないゲームです。小早川がとんでもない場所にいて、他の部隊の位置も相当に変わっています(異聞なので)。この「異聞」シナリオの他、参謀本部式初期配置の「史実」シナリオ、どちらに配置するのかランダムに決める「ランダム」シナリオもあります。 「シミュレーションゲーム・ブックス」の多くは「ゲームジャーナル誌」の付録ゲームとなっていますが、本作は2024年現在まだ再発売には至っておらず、再販が待たれます。 #関ヶ原 #どうした秀秋 ターンスケール: 1ターン=1時間 マップスケール: 1ヘクス=500メートル ユニットスケール: 1コマ=1000人前後
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/72

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