ARMS RACE

『ARMS RACE』は全面的戦略のシミュレーションです。戦場の自軍を指揮するだけではなく、ワシントンやモスクワ、ペキンから自国の戦争準備を指導するのです。自分の目論む様に世界の成り行きを具体化させると共に、生産する軍事力の種類も決めなければなりません。

この『ARMS RACE 軍拡競争』はプレイヤーがアメリカ、ソ連、中国の最高指導者となり、政治的経済的または軍事的に世界の支配を目指すゲームです。VG社の『Cold War』とかSupremacy社の『Supremacy』といったゲームの系列です。50年代、60年代、70年代、80年代の各十年紀を扱うシナリオと、1950年から2001年までのキャンペーンシナリオ（200ターン‼）が入っています。
これはオークションで購入したもので、情報がほぼありません。メーカーはアメリカのペンシルベニア州所在のDave Casciano Co. Attack International Wargaming Assoc.という会社で、個人企業と思われるのですが、この時点で複数のゲームを出版して、英独伊豪に輸出までしています（と、封入のカタログには書いてあります）。
いかにも個人企業っぽく、地図やコマのフォントやイラストがフリーハンドで見た目はよくありません。地図のエリアはコマが置けないくらい小さい所があったり、情報が読みづらかったりとプレイに支障をきたすほどです。ルールもよく言えばシンプル、悪く言えば雑です。しかしながら同じ様なテーマでは『Cold War』は軍事衝突がなく、『Il Grande Conflitto』は逆にほぼ軍事面のみ、『Supremacy』はアレという中で、これにはタイトル通り軍事技術の発展という要素も入っていることもあり、人さえ揃えばプレイしてみたいものではあります。

ルールブックによれば、ナチスが生き残ったという設定で4人目のプレイヤーが参加するデラックス版もあるということで、なかなかに謎の深いゲームです。

#第三次世界大戦　#核の時代

ターンスケール：　1ターン＝1季節（4ターンで1年）
マップスケール：　エリア制
ユニットスケール：　不明

https://muuseo.com/Sin_Oga/items/19
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/23

SUPREMACY

ゲームの目的はあなたの敵国家を破産、占領または破壊する事です。 各プレイヤーは超大国の指導者となります。資源を売買し、軍を動かし、兵器を製造していきます。準備が整ったなら、お互いに攻撃し合い、世界の経済的軍事的覇権を賭けて戦うのです。 『SUPREMACY』はカナダはトロントのその名もSpuremacy Games社が発売したゲームで、日本では『D&D』の輸入販売をしていた株式会社新和が1987年に和訳付きで販売しました。 大雑把に言えば資源市場と核兵器のある『Risk』です(戦闘解決はかなり異なります)。 プレイヤーの超大国は南アメリカ連合、統一アフリカ連邦、ヨーロッパ共同体、中華人民共和国、アメリカ合衆国、ソビエト社会主義共和国連邦で、中立国は少なめでアジア地域に集中しています。バランスがあまり良くない上に、何をするにもコストが高く、面白くなる前に経済的に行き詰って終わるという流れだった印象があります。 #第三次世界大戦　#核の時代 ターンスケール：　不明 マップスケール：　地域単位 ユニットスケール：　不明

https://muuseo.com/Sin_Oga/items/19

IL GRANDE CONFLITTO

1999年に世界は国家間の古い民族的障壁を克服し始め、「連邦制」時代に突入しました。 『IL GRANDE CONFLITTO』は非常にシンプルなシミュレーションゲームで、潜在的な「第三次世界大戦」の起こり得るシナリオを全地球規模で再現します。 イタリアのbero toys社が販売したゲームです。ライセンス生産された第二版らしくIDG社の痕跡もあるのですが、詳しくは分かりません。 プレイヤーの担当する連邦は中華連邦、ソビエト連邦、ヨーロッパ連邦、イスラム連邦、ラテンアメリカ連邦、合衆国連邦で、４人の場合は南北アメリカ大陸を使用しません。 マップのエリア分けが細かくて各エリアがかなり小さいです。コマも小さいのでエリアに納まりはします。中立国は外交カードで一気に動くので、割と序盤から超大国同士の激突になりがちでしょうか。 #第三次世界大戦　#核の時代 ターンスケール：　不明 マップスケール：　エリア制 ユニットスケール：　陸軍＝軍規模？、海軍＝機動部隊

https://muuseo.com/Sin_Oga/items/23