Ford Transit Connect 2014

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Ford Transit Connect 2014

2代目は2012年に登場しました。
ヨーロッパ・フォードが開発した小型のパネル・バンの2代目(2012 - )です。

初代は2002年にフォード・フォーカスのプラットフォームを基に開発されました。
フォード トランジットより、小型です。

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ヨーロッパで乗用車として製造したトランジスタ コネクトを、アメリカに輸入し、アメリカ国内の工場で、後部座席を外し、貨物車に作り替え出荷しています。

アメリカの貨物車の関税が25%の為です。乗用車だと関税は、2.5%です。
関税を回避するための処置です。

トランジット・コネクト・ワゴンは、2011年にニューヨーク市が募集した次世代タクシーの最終候補まで残っていましたが、選定されませんでした。
NYタクシーは日産のNV200が選ばれています。

【開発】ヨーロッパ・フォード
【製造】スペイン、トルコ
【エンジン】1.0lターボ ~ 2.5l
【サイズ】
ショート(SWB):4420 x 1830 x 1840 mm
ロング(LWB):4820 x 1830 x 1830 mm

2.5lエンジンの場合のスペック
【最高速度】174 km /h
【加速】0-60 mph(96km/h) 9.5s
【燃費】13 l/100 km(市街), 8.3 l/100km(高速)

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25%の関税はなぜ?

1961年 フランスと西ドイツがアメリカ産の鶏肉の増加に対して高関税を課したことが発端です。
1963年 アメリカの報復関税で、ライトトラック、ブランデーなどに25%を課すようになりました。
1964年 鶏肉の問題は解決しますが、ライトトラックの関税は、選挙対策で50年以上残っています。

ライトトラックの対象は、小型の貨物車です。SUVも対象に含まれます。
トヨタ・ランドクルーザー、ベンツGクラス、ランドローバー・レンジローバーもすべて25%の関税対象です。

完成品をアメリカに輸出すると、関税は25%です。しかし、部品、乗用車は、対象外です。
関税を回避するためには、少なくも、最終組み立ての工程の工場をアメリカに建てる必要があります。

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉からアメリカが離脱しましたが、TPP交渉の対象になります。
2018年現在 アメリカでは、ピックアップトラックが、一番売れています。関税を撤廃すると、ビック3には、大きな影響が出ます。

日本の自動車関税は0%です。

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