Phantom VI 1968 - 1981

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ロールス・ロイス・ファントム VI 1968 - 1991

1972年に後ろのドアが、後ろヒンジ(観音開き)から、前ヒンジに変更されます。
トミカはドアのノブの表現を省略していますが、1972年以降のモデルだと思います。

トミカのロールス・ロイス車はこの1車種だけです。

【エンジン】6227 cc V8
【最高速度】180 km/h
【加速】0 -100km/h 13.5s
【サイズ】6045 x 200 x 1753 mm
【製造台数】374台
【価格】 12,844ポンド 

ロールス・ロイス低迷時代のフラグシップです。
前作のファントムVに比べると、販売数も低迷しています。

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ロールス・ロイスの破産 と ロッキード・トライスター

1967 ロッキードが自社初のジェット旅客機トライスターの受注を開始。
1968 RR航空エンジン部門:ロッキードから新型ジェットエンジン RB211を150基受注。
1970 5月 開発が遅れていたRB211がテストに不合格、再設計が必要になる。
   11月 トライスター初飛行
1971 エンジンの開発費がかさみ、債務超過、生産中断。英政府管理下で生産を再開。
1972 4月 当初の1年遅れでエンジンの認証承認がおり、イースタン航空での運行開始。

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ロッキード L1011 トライスター 旅客飛行機

ロッキード 初の大型ジェット旅客機
エンジンが3基、両翼に各1基と垂直尾翼に1基 (TriStar は3つ星、エンジン3基が由来です。)
エンジンはロールス・ロイス製。

ワイドボディ 座席配列 (2-4-2)
座席数 250席前後
初飛行  : 1970/11/16
運用開始 : 1972/4/26
生産数 : 250機
  
同時期に同じクラスでマクドネル・ダグラス社のDC10が発売されています。
トライスターはDC10よりも先に、開発を開始したが、就航開始はDC10よりも9ヶ月後になりました。
旅客機での過去の実績が少なく、また発売も遅れて、トライスターは期待するほど売れませんでした。

低迷を挽回するため、ロッキード社は、各国の政治家への賄賂で販売攻勢を行います。
これがロッキード事件です。田中角栄元首相が逮捕されています。

ロールス・ロイスのエンジン開発が、順調であれば、歴史が変わっていたかもしれません。
トライスターは、機体が原因の墜落は1度も発生していません。重大事故もありません。完成度の高い飛行機です。

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    Shirubu

    2017/07/22

    ミニカーから外れますが、ロッキード・トライスターは、売り方はひどかったですが、調べれば、名機だった事が解りました。MRJは同じ失敗を繰り返して欲しくないと思いました。

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