重晶石・褐鉄鉱 (barite/limonite) 勝山鉱山 #0677

0

前掲の0345と同様の標本ですが、より大ぶりの標本の分見応えがあります。(1~5枚目は背景をソフトウエア処理しています。)

勝山鉱山は北海道檜山郡上ノ国町にあった鉱山で、江戸時代から金が採掘されていましたが、1916年(大正5年)に勝山鉱業が初めて金、銀、重晶石の鉱区を設定、その後1945年(昭和20年)から日本製錬が探鉱を開始し、1948年度(昭和23年度)は280トン、1949年度(昭和24年度)は366トンの重晶石を採掘、その後比重選鉱場や変電所が建設され、更に本格的な採掘が行われました。現地には現在も遺構が残っているということですが、閉山の時期はわかりません。

Default