大理石 (Marble) 備中町布賀 #0083

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布賀の高温型スカルンから産出したホワイト~薄く淡いブルーの大理石(結晶質石灰岩)です。(背景はソフトウエア処理しています。)

スカルン(skarn)とは石灰岩や苦灰岩などの炭酸塩岩の中にマグマが貫入した際、接触部付近にできる接触変成岩を指す用語です。通常スカルンば500℃前後で生成されるものが多いとされますが、布賀の高温型スカルンは、通常よりも高温(約1,000℃)のマグマ(深成岩であるせん緑岩,はんれい岩のマグマ)の貫入により、約700℃~900℃の温度帯で生成されたものと考えられ、ほとんど鉱石鉱物を伴わなず、初生鉱物としてゲーレン石、スパー石を産する特徴があります。

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