鋼玉 (corundum) 勝光山 #0322

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乳白色の葉蝋石が青色の鋼玉(corundum)を伴っています。(背景はソフトウエア処理しています。)

庄原市北部にある勝光山(しょうこうざん、947.4 m)の南斜面に胚胎する葉蝋石(pyrophyllite)を中心とする蝋石鉱床では、一部で熱水変質鉱物として青色の鋼玉(corundum)を多く含むコランダム帯が形成されています。勝光山は現役(2024年11月現在)の鉱山で、農薬、耐火物、ガラス繊維、医薬品、自動車部品などの様々な製品に用いられる蝋石やカオリン、耐火粘土などの原料の採掘が行われており、蝋石は日本地質学会により広島県の石に選定されています。

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