重晶石・褐鉄鉱 (barite/limonite) 勝山鉱山 #0345

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半透明白色の厚板状の結晶が重晶石で、褐鉄鉱が母岩の石灰岩を赤茶色に着色しています。

江戸時代、勝山鉱山では金が採掘されていました。1916年(大正5年)に勝山鉱業が初めて金、銀、重晶石の鉱区を設定、その後1945年(昭和20年)から日本製錬が探鉱を開始し、1948年度(昭和23年度)に280トン、1949年度(昭和24年度)には366トンの重晶石を採掘したといいます。その後比重選鉱場や変電所が建設され、更に本格的な採掘が行われました。現地には現在も遺構が残っているということですが、閉山の時期はわかりません。

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