DECCA TAPES まとめ
ビートルズのEMIデビュー前にオーディション落ちさせられたDECCAの話は有名ですが昭和の時代にはデッカオーディション音源が複数のレコーディング説として海賊盤辞典にも書かれてます。これはスタジオの声の抜けや通りの違いから言われた説で今では訂正されたエピソードが通説になっています。しかし全て同じマスターテープから落とされた音源から公式盤アンソロジーになったのか?70年代のシングルブートのマスターと最初にハーフオフィシャルでリリースされた音源と同一なのか?中途半端な権利時代に日本でもトリオレコードからリリースされて契約が移行されてテイチクレコードからリリースされテイチクからは初めてCDとしてリリースされる。その後が東芝EMIからアンソロジーとなるのですがアンソロジー前にブートCDでマスターディスクとイエロードッグからテープスピードの回転数違いでリリースされて60年代のテープをプレイヤーで再生した音とEMIからデビューしてからインタビューやテレビ等の出演からビートルズ4人の声に合わせてピッチ補正された違和感ない声のバージョンの2種類登場となる。その後にアンソロジーCDに収録されたデッカが一番音が良いと言われるが、この時に音源をサウンドクリーニングしてマスタリング処理したジェフエメリックの作業版デッカと過去のテイチクの違いも語られる事になってます。そして米国ファンクラブ会長が亡くなって流出したリアルマスターを使ったブートがリリースされAI時代にモノラルだった音はリアルステレオに加工されステレオ版デッカが今の主流となる訳です。軽く説明しただけでこのマスターテープのリールトゥリールのダビング時期の違いと再生録音機材の進歩。この繊細なバージョン違いをココで今後ゆるく…