1986 (24TH) PMA BRABHAM BMW BT55 E.DE ANGELIS

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アンジェリス 最後のマシン
BRABHAM BMW BT55

アンジェリスは6年過ごしたロータスを離れ
1986年は運命のブラバムの移籍
チームメイトはリカルド・パトレーゼ

ゴートン・マレー作のBT55は
車高を極限まで低くした特殊な形状
安定性を高めることを狙ったが
BMWのエンジン搭載によりホイールベースを
極端に長くするなど扱いにくいシャシー特性

アンジェリスはR4モナコまで完走僅か1回
状況を打破するべく行われたフランスの
ポール・リカールでのテスト中
リアウイングが脱落してクラッシュ
出火するマシンに長時間取り残され
救出活動が難航して翌日帰らぬ人となった

この事故を契機にテスト実施時においても
グランプリ開催時と同等の安全対策や
マーシャルの配置が義務付けられる事となった

アンジェリスの事故の次の死亡事故は
1994年のサンマリノGPとなる

誠実で他のドライバ―からも人気のあった
エリオ・デ・アンジェリス
J・アレジは彼を尊敬しヘルメットの
デザインのサイドの赤黒ラインを継承し
愛用し続け息子のジュリア―にも引き継がれた

🏁エリオ・デ・アンジェリス (イタリア)
【決勝出走数】106回(入賞43回-表彰台9回)
【予選最高位】 PP(3回)
  1983年 LOTUS  R14ヨーロッパ
  1984年 LOTUS  R1 ブラジル
  1985年 LOTUS  R5 カナダ
【決勝最高位】 優勝(2回)
  1982年 LOTUS  R13オーストリア
  1985年 LOTUS  R3 サンマリノ

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