サソリ沼の迷路

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FF(ファイティング・ファンタジー)シリーズ第8巻

タイトルそのままサソリ沼の探索が目的
本シリーズの他の多くの巻と異なり、迷路の大部分で同じ場所を何度も行き来可能という特色がある(狭い範囲ではあるが、シリーズ第1巻「火吹山の魔法使い」にも似たタイプの迷路のエリアがある)
迷路は丁寧に読み込めばマッピングしやすい部類
また、最初に三人の魔法使いの誰に仕えるかで実質3通りのシナリオを楽しむ事が出来る
なぜか冒険記録紙のアイテム(手に入れた物)欄が従来のものよりスペースがかなり広い(写真4)

なお、この作品の著者スティーブ・ジャクソン(米国人)は同じくゲームブック作家であるスティーブ・ジャクソン(英国人)と別人であり、まぎらわしい
ちなみに、FFシリーズ第19巻「深海の悪魔」、第22巻「ロボット コマンドゥ」の著者も米国人のスティーブ・ジャクソンで、「ソーサリー」四部作等その他は英国人

https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/113
https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/133
https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/136

火吹山の魔法使い
FF(ファイティング・ファンタジー)シリーズ第1巻 社会思想社のゲームブック定番シリーズ 東京創元社のソーサリー四部作(著者S・ジャクソン)と並んで、ゲームブックの面白さを世に知らしめた シリーズではあるが、各巻は単独で楽しめるシナリオとなっており、基本的に直接のつながりはない(主人公も別人だが、ゲームブックならではの脳内補完によりある程度の範囲で同一人物扱いにする事は可能) シリーズを通し、誤訳や表記の誤りが非常に少ない 本作はタイトルそのまま、魔法使いがいる火吹山(原題では「Firetop Mountain」)の探索が目的 意外と珍しい、ゲームブック界の二大巨頭、S・ジャクソンとI・リビングストンの共著(中期以降に見られる「監修」を除く) 版や時期によって裏表紙中央の絵(龍)と文が無かったり(写真4)、冒険記録紙ではなく切り取って自作するタイプのサイコロシート(裏はしおりと広告)が付属している場合がある(写真5) 冒険記録紙の場合、第2巻「バルサスの要塞」と同じもの(本作で不要な魔法点の欄がある)が付属している事がある また、FFシリーズで唯一、表紙のタイトルが中央に位置している ブームの「火」付け役となっただけに、難易度は低くないがアイディア満載でかなり楽しめる 写真6/7/8:挟まれていた雑誌「ウォーロック」関連広告 2005年、扶桑社から復刊された(タイトルは同じ) https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/147 https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/114
https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/113

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