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- 2F 昭和のレコード 洋楽編
- ALCATRAZZ 「ディスタービング・ザ・ピース」
ALCATRAZZ 「ディスタービング・ザ・ピース」
グラハムボネット率いる「アルカトラス」
2枚目のオリジナルアルバム
1atアルバム制作時にイングヴェイを見出し
それが成功にも繋がったグラハムボネットだったが
アルバムツアー中にかなり険悪な中となってしまい
解雇に近い形でイングヴェイが脱退してしまう
それで後任としてフランクザッパバンドでプレイしていた
スティーヴ・ヴァイを後任に迎え
制作されたのがこの2ndアルバム
グラハムはもともとレインボーっぽいサウンドを
アルカトラスに求めていたはずなのですが
スティーヴ・ヴァイのスタイルとレインボーサウンドは
後から考えるとどう考えてもマッチしないですよねぇ
まぁこの時はそこまで思っていませんでしたが
確かに1stとはガラッと変わったサウンド・曲調となりました。
明らかにポップで明るいA-1やA-4、B-1
少しヘヴィ目なA-2
軽快な中に重厚さを併せ持つA-3、A-5
少しヴァン・ヘイレン系にも聞こえるポップさも感じる
B-2、B-3、B-4
ギターサウンドがウォームで厚みのあるものに変わったせいで
もはや前作のアルカトラスとは全くイメージが違います。
ところどころでグラハムのヴォーカルだから
ほんの少しレインボーっぽいテイストもなくもないですが
全体的にアメリカンロックよりになったと思います。
で、何といってもこの頃からスティーヴ・ヴァイの
変態ギターは健在で予備知識ないと
どうやって弾いているのかまったくわからないか箇所もたくさんあり
最初から最後まで全く退屈しません
イングヴェイとは正反対の立ち位置にいるギターヒーローだと思いますが
いや、どちらもそれぞれ良さが際立っていて素晴らしいです。
おススメはやっぱりインパクトあるA-1とB-1かな