UFO「Lights Out(新たなる殺意)」

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UFOの7枚目のオリジナルアルバム
マイケルシェンカーが加入してから4枚目のアルバム
マイケルが加入してからアルバムを出すたびに
そのサウンドが洗練されきている印象ですが
このアルバムではピアノやストリングスも大胆に取り入れて
非常に奥の深いサウンドにまた進化委sています。

A-1「Too Hot To Handle」、A-4「Lights Out」
B-2「Alone Again Or」あたりが人気曲ですね。
個人的にも「Lights Out]は文句ナシに超カッコいいです!!!
サビの疾走感がたまりませんよねぇ
マイケルのギターはもちろん最高ですが
この曲はイントロとAメロ部のベースラインの
カッコよさもやたらと耳に残ります。

他ではA-3「Try Me」が何とも切なくてこれがまたたまりません!!!
Aメロのピアノのバッキングからサビへのストリングスパートとか
もはやハードロックバンドなんて枠を大きく超えた名曲だと思っています。
またフィル・モグが「あれ?こんなに切なく歌い上げるタイプだっけ???」と
意外に思ってしまうほど見事なヴォーカルを聴かせてくれます。
そしてマイケルの激しい部分はほぼ隠した
切ない泣きのソロがまた最高です!!!
いやこれ本当に良い曲です!!!

このA-3「Try Me」とA-4「Lights Out」の落差というか
コントラストが激し過ぎて
このA面後半をついつい何度も聴いてしまうのですよねぇ

でもA-1&A-2は非常に耳障りの良い軽快で
キャッチーなサウンドなのですよねぇ
同じアルバムの中でもかなりバリエーションに富んだサウンドを聴かせてくれます。

そしてアルバムラストを飾る「Love to Love」は
7分半を超える大曲です。
UFO的な「様式美」と言っていいのでしょうね
非常に壮大でスケールの大きいドラマティックな大曲です。
この曲でもA-3と同じくストリングスパートが大胆に取り入れられています。
ギターサウンドも繊細なアコースティックサウンドから
いつものマイケルトーンまでてんこ盛りです!

…というわけで毎回UFOのアルバムレビューで書きますが
マイケルの参加したアルバムで個人的に好きなのは
UFOに参加した5枚のアルバムです。
それも『現象』(Phenomenon)以降、出すたびに
新たな魅力が発見される秀逸なアルバムばかりです!

もちろんMSGも好きなのですが
この頃のほうがジャンルにとらわれないスケールのデカさが
あるような気がするのですよねぇ…

1977年5月7日リリース

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