DEEP PURPLE 「Live in LONDON(永遠の炎)」

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1974年第三期ディープパープルのライブ盤
ロジャーとイアン・ギランが脱退した後に
デヴィッド・カヴァーデルとグレン・ヒューズが加り
あおの名盤、「紫の炎」を出した後のライブ音源

1974年録音なのですが
これは通常のライブではなく
BBCのラジオ番組「イン・コンサート」のために
行われたライブでレコードとして発表されたのは
1982年になってからでした。

パープルのライブ盤といえば
第二期の「ライブ・イン・ジャパン」が名盤とされ
まぁ定番なのですが…
「BURN」のライブ版が聴きたかったのです(笑

あまりネガティブなことを書くと怒られそうですが
以前、レインボーのレビューでも少し書きましたが
個人的な好みであまりパープルって評価していないのです。
第二期の有名どころの楽曲も
「Highway Star」以外はそれほどピンとこないですし
何といってもバンドメンバーの人間関係が
こじれすぎていてよくわからないことと
本当に気持ちよく演れていたのは
ほんのわずかな期間だけではないのか?とか
余計なことを考えてしまって
素直に聴けないのですよねぇ…(苦笑)

まぁレインボーもメンバーの入れ替わりは激しいですが
あちらはあくまでもリッチーのソロ・プロジェクトだと
考えれば何となく納得できるというか…

だから私の持っている唯一のパープルのレコードが
この第三期の「ライブ・イン・ロンドン」なのです。

アナログ盤はたった6曲の収録なのですが
中身はなかなかに濃い1枚です。
(さらに後に出たCD盤は2枚組…でも曲目としては1曲増えただけですが
ソロパートがふんだんに収録されていて30分もある
Space Truckinです)

1曲目はいきなり個人的にお目当ての
「BURN」からです!
そりゃ文句ナシにカッコいいです!!!
ライブ盤だけあってリッチーも弾きまくりです!!!
当時のハードロック好きは間違いなく聴いている曲ですし
ギターやってた方は必ず1回はコピーしたでしょう!
私も必死になってコピーしましたよ~懐かしい!!!

ライブヴァージョンだけあって
1曲あたりが長く旨味たっぷりです
「BURN」も約7分ありますし
A-4の「Mistreated」も13分超えです。

それぞれの楽曲は悪いわけがなく
ライブ盤ならではのグルーヴがたっぷり味わうことができ
1曲あたりの長さなんて全く気になりません。
ちなみにB面は9分弱の「Smoke on the Water」と
18分超えの「You Fool No One」の2曲のみでいっぱいです。

個人的にはカヴァーデルとリッチーが在籍した
第三期って結構いいと思っているのですが
活動期間は実質1年ちょっとですね
しかしがないこととはいえ短かったですね。

結局リッチーはこの第三期でディープパープルを脱退してしまいます。
まぁ、その後、レインボーで思う存分活動してくれるのですが…

1982年7月リリース

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