The Georgia Satellites「Georgia Satellites」

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アトランタ出身の4人組バンド
「ジョージア・サテライツ」のデビューアルバム

当時、私は高校生…
誰だったかな…でも同級生のバンド関連の友達が
このアルバムのテープを貸してくれたんだよなぁ。。
「さこちゃん、たまにゃあこうゆうんもええでぇ!」みたいな感じで…

で、聴いてみるとさすがにいくら私が1969年生まれといっても
当時は80年代も後半…
それがどこの南部の田舎の泥臭いロックンロールかっていうほどの
時代錯誤のサウンド!
えええ?これ???最新版なの???新譜なの???って思いながら
小難しくなったテクニカルなハードロックばかり聴いていた耳には
超新鮮にストレートにこのサザンロックが飛び込んできたのです!

難しいことは何もなし!スリーコードにブギのリズム
ドラムにベースにギター2本!
コードもシンプルならアレンジもサウンドも乗っかるボーカルも
シンプル&ストレート!!!
難しいことは抜きで楽しけりゃいいじゃん!!!という
ダン・ベアード(Vo&G)の声が聞こえてきそうです!

レコードデビューまではかなりレコード会社からは
「さすがに今どきこの路線は無理じゃろ?」という意見も多かったようですが
シングルカットされたA-1「KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF」は
するすると全米シングルチャートを上昇し
最高位2位まを記録します!
通常のタイミングなら1位になっててもおかしくない勢いがあったのですが
なにせこのときに1位に君臨していたのは
飛ぶ鳥を落とす勢いのジョン率いるボンジョヴィの
「Livin’ on a Prayer」でした…さすがにちょっと相手が強力過ぎました(苦笑)

アルバムチャートでもこのデビューアルバムは
全米アルバムチャートで最高位5位を記録し
100万枚を超えるヒットとなりました

続いてシングルカットされた
A-3「BATTLESHIP CHAINS」や
A-2「RAILROAD STEEL」も文句ナシにカッコいい名曲です
個人的にはB-1「Can't Stand the Pain」や
B-4「Nights of Mystery」もかなり好きですねぇ~

まぁいい意味でどの曲も同じようなテイストなので
アルバム全体で一つの大きな組曲だと考えた方がいいかもしれません

「わしらのロックンロールええじゃろ?40分くらいあっちゅう間じゃけん!」っていう
ダン・ベアードの声がまた聞こえてきそうです(なぜ広島弁?笑)

さすがに何度も聴き続けていると飽きますが
それでもまたしばらく間があくと
突然無性に聴きたくなる中毒性も含んでいます

レコード棚にかならず置いておきたい1枚です!

1986年10月リリース

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