浜田麻里「Misty Lady ~THE FIRST PERIOD~」

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麻里さんの3枚目のオリジナルアルバム
このアルバムから樋口宗孝プロデュースではなく
セルフプロデュースとなっています。
さらに全曲、歌詞は麻里さん自信が書いています。
2曲は作曲も手掛けてります。

そのため多少ポップな面(自身作曲のタイトル曲とか)も
出してきていますが全体的にはまだまだ
ヘヴィメタルしてる頃の麻里さんサウンドです。

個人的にはよりポップになる前の時代のものでは
このアルバムが一番好きだったりします。
全体的に楽曲のレベルが非常に高く
何度聴いても飽きることもなく
高校生の頃、やたらとこればかり聴いていた時期がありました。
今でもハードな麻里さんが聴きたいな…と思うと
ほぼ間違いなくこのアルバムをチョイスします。

A-1の「PARADISE」は少し重苦しい雰囲気で始まりますが
相変わらずの麻里さんの歌唱力が際立つ1曲です。
シャウトのようなロングトーンと
ゆっくり聴かせる部分のギャップがいいんですよねぇ
A-2の「SWEET LIE」はVowWowの山本恭二さんの作曲です。
この曲もそうですがこのアルバム全体的に
私の大好きなマイナーキーで
ピーンとテンションの張った感じの曲が多いのですよねぇ
だからなおのこと気に入って聴いてしまうのです。
A-3「HEART LINE」はMAKE-UPのキーボード奏者、河野陽吾さんの作曲です。
このあたりから一気にテンポアップしていきますよー
これまた私の大好きな跳ねるリズムのアップテンポです。
うーーーん、カッコ良いですよねぇ~
A面の最後を飾る「PASSING OVER」も河野陽吾作品
この曲、めっちゃくちゃ好きなんです!!!
麻里さんの曲で好きなもの順番にあげろって言われたら
間違いなくベスト3には入ります
オープニングのスローテンポから
麻里さんのロングトーンで一気に盛り上げていく流れがもう最高です。
さらに続くAメロのテンションのかかったマイナーなメロディが
本当に最高です。まぁサビは意外とそれなりなのですが
間奏前とエンディングに入る麻里さんのロングトーンは正に絶品です

で、思い切り上がったテンションをキープしてB面に入り
麻里さん自信の作曲のスピーディーな「FLY WINGS」で
さらに盛り上がります!
そして次も麻里さん作曲のタイトル曲「MISTY LADY」
まぁ今更何を言うまでもなく名曲ですね。
私も高校の時にバンドでこの曲やりました
これまでの麻里さんの曲に比べるとポップでとっつきやすい曲ですね
初期の麻里さんの曲でこれが一番好きというファンの方も多いと思います。
もちろん私も大好きです!
そしてB-3はしっとりとした壮大なバラード「MORE FINE FEELING」
麻里さんほどの歌唱力があればこういうバラードも聴きごたえ十分です。
で、最後はおごそかな雰囲気になったところを
吹き飛ばす初期の麻里さんらしいハードなナンバー
「TURNING POINT」で締めくくります。
余談ですがこの頃のHR/HMって
曲の最後に結構「ドラ」を使いますよねぇ
この曲もそうなんです(笑

やっぱりいつ聴きなおしてもこのアルバムいいですねぇ
自然とテンション上がりますし
聴き終わると何だかいろいろヤル気になっています(笑

1984年6月21日リリース

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