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- 3F 昭和のレコード 邦楽編
- 浜田朱里「想い出のセレナーデ」
浜田朱里「想い出のセレナーデ」
浜田朱里さんの4枚目のオリジナルアルバム
1980年デビュー組で同期には松田聖子さん、岩崎良美さん、
河合奈保子さん、、柏原芳恵さん、と錚々たるメンツが揃っています。
そんな中、浜田朱里さんは知名度はそこそこあったと思うのですが
残念ながらなかなか歌でヒットすることはありませんでした。
そしてこの4枚目のアルバムが最後のアルバムとなってしまうのですが
タイトル曲の「想い出のセレナーデ」は
アルバム発売の3ヶ月ほど前にリリースされた
朱里さんお7枚目のシングルです。
実はこの曲は1974年9月1日に発売された天地真理さんの
11枚目のシングルのカバー曲です。
当時はいわゆる「リバイバル曲」といって
70年代リリースの曲をカバーした曲が結構ヒットしていました
ひっちゃんの「まちぶせ」や
よしよしの「ハローグッバイ」なんかもそうですね。
朱里さんの「想い出のセレナーデ」は
たまたまいつも聴いているFMの番組でかかったものを
エアチェックしていて当時めちゃくちゃ気に入って聴いていたのです
朱里さんとしてはこの曲が最大のヒットとなったのですが
それでも売り上げは4.3万枚でした
(ちなみに天地真理さんオリジナルは34万枚
オリコン最高位4位、天地真理さんとしては最後のTOP10入りの曲となった)
その当時はさすがに限られたお小遣いで
朱里さんのLPを買う余裕はなかったのですが
この曲と朱里さんの何とも哀愁漂う歌声は
いつまでも耳に残っていて
随分大人になってからたまたまレコード屋さんで
みつけたものを入手してずっと思い出したように聴いています。
やはり私にとっては中学生になったばかりの頃を思い出す
タイトル曲にめちゃくちゃ思い入れがあるのですが
他の曲も全体的にタイトル曲と同じ
とにかく妙に哀愁に溢れるイメージで次々と続きます。
B-2で少し曲調が明るくなるまでは
意地悪な言い方をすれば妙に暗いのです。
まぁ暗い曲好きの私としては雰囲気は好きで
全体的にいかにも「昭和歌謡」という雰囲気を堪能できる1枚です。
。。。でも「想い出のセレナーデ」は別格です。
この曲のサビを聴いていると締め付けられるような思いになります(笑)
1982年5月21日リリース