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- 3F 昭和のレコード 邦楽編
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ローザ・ルクセンブルグ「ぷりぷり」
高校2年になったばかりの頃だったかな
一緒にバンドを組んでたドラムの友達が
「さこちゃん、これ面白いから聴いてみ」って
渡されたカセットがこのアルバム
ローザルクセンブルグの
メジャーデビューアルバム「ぷりぷり」
最初は何にも予備知識なく聴いて
うお、これはすごいな
確かに面白いけど
ファンキーだし
ギターのカッティングは鋭いし
ベースラインは複雑だし
リズムセクションめちゃカッコ良くない?
でもやっぱヴォーカルが
パワフルですごいな~って感じだったかな
後から知ったデビューまでの経緯は…
1984年のNHK『YOUNG MUSIC FESTIVAL』に
デビュー曲となる「在中国的少年」を引っさげ出場し
審査員の矢野顕子・細野晴臣らに絶賛され金賞を受賞、
注目を浴びることとなり
シングル「在中国的少年」
アルバム「ぷりぷり」を同時リリースし1986年2月にデビュー
アルバム自体は1曲目からエンジン全開という感じで始まる
「おもちゃの血」で幕を開け
デビューのきっかけとなったシングル「在中国的少年」に続き
少しアンニュイな「北京犬」、「大きなたまご」で
少し不思議な雰囲気をキープしA面が完了
B面はライヴの中盤からクライマックスのごとく
エンジン全開でアップテンポな
「アイスクリン」から始まり
さらにハイテンションな
「バカボンの国のボンパラスの種」で正に最高潮!
少し熱を冷ますように
ミディアムテンポで軽快な「だけどジュリー」へ続き
ファンキーなリズムの「ニカラグアの星」
哀愁漂う中にも独特の雰囲気のバラードの「毬絵」
最後に短いけれどテンションの一気に上がる
「少女の夢」でクライマックス!
いやいやいや。。。スタジオ盤でこれだから
ライヴはもっとテンション上がるでしょうねと
たやすく想像がつく1枚です。
特にB-1、B-2は面白い上に
切れ味鋭いカッコよさもあり必聴です!
ところで、このアルバム歌詞カードがついていないのです
まぁ歌詞カードにするといろいろきっとマズいのでしょうね(笑)
どんとのヴォーカルは発声も良く
しっかり歌詞も聞き取れるので
そのあたりもしっかり聴いていくとまた面白いです。
1986年2月21日リリース