- 9RhVX1oHXgScHQV Museum
- 2F 昭和のレコード 洋楽編
- Dio「Dream Evil 」
Dio「Dream Evil 」
レインボー時代のロニー・ジェイムス・ディオは
めちゃくちゃ好きで良く聴いていたのだけど
自分のバンド「ディオ」になってからは
実はあまり聴いていなかったのです。
随分後になって改めて一通りは聴いたのだけど
いや単なる食わず嫌いで
ヴィヴィアン・キャンベルのギタープレイが
あまりイメージ良くなかったというか。。。(汗)
で、このアルバムが「ディオ」として
初めて自分で買って聴きこんだアルバムなのですが
このアルバムのギタリストは
ヴィヴィアンではなくこのアルバムからディオに参加した
クレイグ・ゴールディです。
クレイグがいた以前の「ジェフリア」というバンドは
MTVか何かで見たことがあって
ジャーニーみたいな軽めのアメリカンロックなのに
ギタリストのあんちゃん「ワーロック(ギターの形の種類)」なんて弾いて
ちょっと曲とあってないだろーと思ったのが第一印象
そしてその少し後にロニーが企画した
ヒア・アンド・エイド (Hear 'n Aid)
(ロニーとヴィヴィアンが中心になって行った
アフリカ飢餓救済チャリティ・プロジェクト)で
再びクレイグのプレイを見かけたのですね
このヒア・アンド・エイドって
メタル系の錚々たる顔ぶれが揃っていて
イングヴェイやらジョージリンチやら
ブラッドギルスやらメイデンの二人とか
本当に凄いメンバーが集まっていて
ニール・ショーンなんて
「いや、あんた、
普段、ジャーニーでそんなに弾きまくらないじゃない?」ってくらい
凄いプレイをしていました
そんな中でクレイグのプレイが全く引けを取らず
カッコよかったのです。
めちゃくちゃテクニシャンってわけじゃないけど
紡ぎだすフレーズがなんともメロディアスかつ
ハイテンションでよかったのですよねぇ
で、そんなクレイグが
ヴィヴィアン脱退後の「ディオ」に加入するって
そりゃレコード買うでしょう!!!(笑
で、そのディオ加入後初のアルバムとなった
このアルバムですが
期待以上にカッコよかったのです!
A面1曲目の「Night People」はオープニングを飾るにふさわしい
インパクトのある曲でまたクレイグのプレイが
スリリングでめちゃくちゃカッコ良いのです。
2曲目はタイトル曲の「Dream Evil 」
ミディアムテンポのこの時代らしい良い曲で
これまた耳に残ります。
で、「Sunset Superman 」これまたスピード感
スリリングな曲です。
そんな調子でロニーの素晴らしい歌声と
クレイグの奏でるフレーズやリフが
本当にうまくマッチした聴きごたえのある曲が
ラストまで続きます。
セールス的にもUKでは8位となかなか好評で
USではそこそこ…といった感じだったようですが
いやいや個人的には相当好きな1枚です。
1987年7月21日リリース