オフコース「OVER」

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小学校6年生あたりから中学生2年生くらいの間に
めちゃくちゃオフコースにハマったのですが
そのきっかけとなったオフコース9作目のオリジナルアルバム

たまたまFMエアチェックで録音した
オフコース22枚目のシングル「愛の中へ」を
聴いて「なんだこれ?どちゃくそカッコええ!」と
一発で気に入りこの「愛の中へ」と同時発売だった
アルバム「OVER」を速攻でレコード店に買いに行きました
(お年玉の前借をして(笑))
それまで「さよなら」や「Yes-No」あたりも
たまたま聴いたラジオとかでは聴いたことがあったのだけど
その時はそこまで耳に引っかからなかったですよねぇ
まぁ微妙に時期が早すぎて自分でレコードとかを
買い始める前だったし。。。

で、[OVER」を買ってきて
家のビクター4ch対応家具調ステレオで
たしか1回じゃ終わらなくて3回くらいいきなり
繰り返して聴いたんだよなぁ
ステレオのある居間を何時間も占領して怒られたから…
それほどどの曲も良かったし
何といっても音が良くって聴いていて気持ち良いのです!
後から知りましたがこの頃のオフコースのレコードって
「音が良い」ことでも有名だったのです。

このアルバムでシングル曲こそ小田さん作だけど
アルバム内ではヤスさん(鈴木康博)の曲も多くて
またそれが「ええ!シングルでいいじゃん!!!」って良くて
数は少ないけど松尾さんの曲もまた良くって
5人時代のオフコースの良さを最初に教えてもらったアルバムです。

でもこの頃にはもうヤスさんの脱退は決まっていたのですよねぇ
そう思うと少し切なくもなります。
やっぱり私にとってオフコースはヤスさんがいた頃がよかったな

アルバムの内容ですが
どの曲も宝石のような輝きを持つ曲ばかりです
アルバムのメインテーマともいえる「心はなれて」のインストで始まり
いきなりシングル曲の「愛の中へ」へ続きます。
それにしてもこの曲の5人のコーラスは本当に美しい。。。
3曲目はヤスさん作曲の「君におくる歌」
ヤスさんらしい優しくて切なくて、でも男らしい曲です
4曲目は小田さんの「ひととして」
これも優しくて切ない曲ですが
やはり小田さんらしく全体的に柔らかいイメージの曲です。
A面最後を飾るのはヤスさんの「メインストリートをつっ走れ」
これこれ!こういうヤスさんの熱い曲があるから
良いアクセントになるんですよねぇ
これを「一億の夜を超えて」の二番煎じだっていう人もいるけど
いやいや全然違うしこっちのほうがいいから!(笑)

B面は松尾さんの「僕のいいたいこと」から始まります。
これまた切ない歌ですが松尾さんの曲らしい重厚さが光ります。
2曲目は小田さんの「哀しいくらい」
実はこの曲がこのアルバムで一番好きだったりします。
いや胸が苦しくなるほど切なくなる歌詞と曲ですよ
で次は今でも有名な「言葉にできない」です
。。。実は私としてはこの曲、あまりピンとkぃていないんですよ
当時も今も。。。良い曲なのですが
このアルバムの中に置くと他の曲に押されちゃうような気がします。
最後はこのアルバムのテーマ曲的な「心はなれて」で終わります。

前作が「We are」、で「Over」
繋げると「We are over」
で、このアルバムのテーマが「心はなれて」
小田さんはヤスさんが抜けたら
この時はオフコースを解散するつもりだったのだろうなぁ…と思いますし
後でそんな発言もあったようです。
でもこの時代にこのアルバムに出会っていて本当に良かった…

1981年12月1日リリース

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