シャカタク『ナイト・バーズ』

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【2024年3月2日ON AIR】
アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
3月は毎年インストを中心とした音楽を紹介してきましたが、今年はフュージョンを取り上げたいと思います。“More than Words”初回はイギリスのバンド、シャカタクの『ナイト・バーズ』です。

1970年代後半から80年代にかけて、ジャズやソウル、ファンクなどを融合した“クロスオーヴァー・サウンド”がもてはやされた時期がありました。ラリー・カールトンやリー・リトナーなどのスーパー・ギタリストが出てくると、ロック・キッズたちも、彼らが使っていたセミ・アコと呼ばれる薄手の中空ボディのギターに持ち替え、コピーに悪戦苦闘していました。なにせYoutubeなど無い時代でしたから、“耳コピー”するしかなかったのです。やがてクロスオーヴァーはフュージョンと呼ばれるようになり、80年代にはフュージョンがすっかり定着しました。

そんな時代に現れたのがシャカタクでした。
キーボード奏者のビル・シャープとドラマーのロジャー・オデルが中心となり、1980年イギリスで結成されたシャカタク。初代メンバーは他にナイジェル・ライト、キース・ウィンター、スティーヴ・アンダーウッドの5人。81年に『ドライヴィン・ハード』でアルバム・デビューしました。続くシングル「イージアー・セッド・ザン・ダン」がヒットし注目を集め、82年のアルバム『ナイト・バーズ』からのタイトル曲が全英9位となり大ブレイク。

この時すでにベースがアンダーウッドから黒人のジョージ・アンダーソンに交代。同年暮れにリリースした3rdアルバム『インヴィテイションズ』から女性コーラスのジル・セイワードらが正式メンバーとして加入。シャカタクは、バブル期の日本でもカフェバーやドライブのBGMとしてパワープレイされていました。しかしブームには終わりがあり、シャカタク人気も陰りを帯びると、83年、ヴォーカルをフィーチャ―したアルバム『アウト・オブ・ティス・ワールド』を、84年にはファンク色を強めた『ダウン・オン・ザ・ストリート』と路線を変えて生きのびて来ました。

メンバーも、ナイジェル・ライトがプロデューサーに専念するため脱退、キース・ウィンターが健康上の理由で脱退したぐらいで、ほとんど変更なく活動を続けています。フュージョン・ブームの去った90年代以降もコンスタントにリリースを続け、ライブも開催。最新作は2023年の『アイズ・オブ・ザ・ワールド』です。

シャカタクのアルバム『ナイト・バーズ』
SIDE A
「ナイト・バーズ」
「ストリートウォーキン」
「リオ・ナイツ」
「フライ・ザ・ウィンド」

SIDE B
「イージアー・セッド・ザン・ダン」
「ビッチ・トゥ・ザ・ボーイズ」
「ライト・オン・マイ・ライフ」
「テイキン・オフ」

シャカタクのアルバム『ナイト・バーズ』いかがでしょうか?
ちなみに、シャカタクのクールなサウンドは、フュージョンというより80年代ブリティッシュ・ジャズ・ファンクとして、レベル42と人気を分かち合っていました。

https://www.shakatak.com/
シャカタク オフィシャルサイト

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