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- オフコース『I LOVE YOU』
オフコース『I LOVE YOU』
【2024年12月7日ON AIR】
アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
12月は1982年にDate fmが開局したメモリアルな月という事で、今月は“Fantastic 80's”と題して、開局当時80年代初期のJ-POPをお送りします。初回は仙台との縁も深いグループ、オフコースが1982年にリリースしたアルバム『I LOVE YOU』をお届けします。
オフコースのリーダー小田和正は、1947年9月20日横浜に生まれました。高校時代に友人たちと組んだ学園祭のフォーク・グループがそのルーツです。1967年、小田和正、鈴木康弘、地主道夫の3人でジ・オフコースを結成しました。
その後、東北大学に進学した小田と地主は、アマチュア時代にけじめをつけようと、1969年の第3回「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」に出場。東北大会を1位で通過し全国大会へ進出するも、「赤い鳥」についで2位となります。
これがかえって小田のハートに火をつけ、音楽の道へと進むきっかけになったそうです。1970年「群衆の中で」でデビューに至りましたが、全く売れずに低空飛行を続けます。72年からは小田・鈴木の二人体制となり、73年4枚目のシングル「僕の贈り物」で再デビューの形をとりましたが、状況は変わらず。
76年頃からドラム、ベースなどサポートメンバーを加えて、バンド・サウンドを目指します。79年、バック・メンバーだったドラムの大間仁世(ジロー)、ベースの清水仁、そしてギターの松尾一彦が正式加入して、オフコースは5人編成のバンドとなりました。
地道にライヴ活動を続け、ファンの心を掴んできた彼らに漸くスポットライトが当たります。苦節10年、1979年12月1日にリリースされた17枚目のシングル「さよなら」が大ブレイク、オフコースは、ニューミュージックを代表するアーティストとなりました。
1980年には全国15ヶ所計21ステージのツアーを行い、ソロとしては初の武道館公演も開催、この年リリースしたアルバム『We are』で、とうとうオリコン・チャートの首位を獲得します。その後も『over』、そして『I LOVE YOU』とオリジナル3作連続で1位となりました。
82年には日本武道館連続10日間公演を行いますが、翌年オリジナル・メンバーの鈴木康博が脱退。その後しばらく活動を休止しますが、84年にはファンハウスに移籍して4人体制でのシングル「君が、嘘を、ついた」をリリース、85年からはツアーも再開します。
その後もイヴェントへの出演、メディアへの露出など活発に活動を続けますが、ファンクラブへの発表後、89年2月26日東京ドーム公演をもってオフコースは解散しました。
ソロとなった小田和正は、91年「ラブ・ストーリーは突然に」が自身初のミリオンセラーとなり、2001年からはほぼ毎年、年末に「クリスマスの約束」と題した音楽番組を続けています。
オフコースのアルバム『I LOVE YOU』
SIDE A
「YES-YES-YES」
「素敵なあなた」
「愛のゆくえ」
「哀しき街」
SIDE B
「揺れる心」
「きっと同じ」
「かかえきれないほどの愛」
「決して彼等のようではなく」
「I LOVE YOU」
オフコースのアルバム『I LOVE YOU』いかがでしょうか?
ちなみに、ハイトーン・ヴォイスの小田和正ですが、東北大学在学中は混声合唱団のテノールとして活躍していたのだそうです。
https://www.fareastcafe.co.jp/index.htm
★小田和正 オフィシャルサイト